「爪楊枝ボーガン」で顔中突き刺しリンチ!おもちゃとはいえない威力

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   大阪・泉大津市の焼肉店経営者、向井正男(42)、妻の向井岬(25)、店長の御園生裕貴(25)ら3人は、「爪楊枝ボーガン」で従業員の顔につまようじを何本も撃ち込み傷害容疑で逮捕された。3人は30代の従業員を、金を使い込んだ、勤務態度が悪いなどと言いがかりをつけては、ボーガンだけでなく、角材で殴ったり、ライターで顔面をあぶるなどのリンチを半年にわたって繰り返していた。

   向井らはリンチの様子をスマホで撮影していた。被害者の従業員は直立不動で、顔にはつまようじが何十本も突き刺さっていて、見た人は「見るのがつらい感じやった」というほどだった。

アルミ缶も貫通

   爪楊枝ボーガンは矢の代わりに爪楊枝や綿棒を飛ばすもので、中国では昨年(2017年)夏ごろから大流行していて、目に当たる事故も起こって、規制に動いている地域もあるという。

   「モーニングショー」も店で購入できたというから、ごく普通に売っているらしい。ネット通販では多彩な品揃えがある。司会の羽鳥慎一がスタジオでその威力を試したが、50センチくらい先の発泡スチロールに2、3ミリ食い込んだ。

   実験映像では、10センチの距離でアルミ缶を突き破り、1メートルくらいからメガネのガラスを貫通していた。爪楊枝の最速は100キロにも達し、20メートルは飛ぶという。

ゲームやアニメの武器がヒント

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「もともと何のためのものなの?」

   羽鳥「中国ではおもちゃとして作られたんです」

   中国には他にも、十字手裏剣とかいたずら電気ショッカーなんていうもある。手裏剣は人にも刺さるし、電気ショッカーは600ボルトも出て、痛いどころじゃないという。どうやら、ゲームやアニメのキャラクターが持つ武器がもとらしい。

   吉永みち子(作家)「こうなると武器ですよ」

   しかし、大澤孝征弁護士は「包丁やダーツなども凶器になりえますが、武器として規制はできない」という。

   玉川「ネットで売られていると規制はできないですよね。子どもは危ないものほど好きだし・・・」

   羽鳥「まあ、これは大人がリンチに使ったというお話で、論外です」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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