貴乃花が後援者に漏らした相撲協会がつぶれる仰天スキャンダル!会見開いてコトの真相明らかにせよ

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   元旦に、今年の目標を「カミさんからの自立」とした。私は料理も、洗濯も、ちょっとした買い物もほとんどやらない。だが、私が早く逝けばいいが、運悪くこっちが残ったとき、料理や洗濯ぐらいできないと困る。今から、その時の準備を始めようと強く「決意」したのだが、年末以来、左腕が上がらなくなり、そのまま越年してしまった。

   医者は首の神経からきているのではないかというのだが、一番困るのが洋服を着るときである。仕方なくカミさんに手伝ってもらうのだ。これでは「自立」できるはずはない。掲げた目標を早々ゴミ箱に捨てた。

   こんな歌が目にとまった。「介助する僕の背中に手を回しラストダンスと戯(おど)けた妻よ」(『週刊朝日』1月5・12日号の永田和宏氏と知花くらら氏との対談より)。僕を妻に、妻を私にかえれば、今の私である。

   さて、日馬富士殴打事件は貴乃花対日本相撲協会・評議員会の泥仕合に発展してきたようだ。週刊文春は、事件以来の貴乃花の応対が「著しく礼を欠いていた」と批判した池坊保子評議員会議長(元文部科学省副大臣)を「出来の悪い田中真紀子」と難じ、追及している。

   週刊文春によれば、彼女は貴乃花を理事解任より重い「部屋取り潰し」まで考えていたといわれ、貴乃花憎しの感情がむき出しだったという。なぜそれほどまでに憎むのかは、週刊文春のインタビューを読んでもよく分からない。「八角理事長は真面目で生一本」、白鵬の張り手には「張り手っていうルールがあるんでしょ。(中略)ある以上は『張り手した』と、ガーガー言わないで」と、協会、白鵬寄りなのが、週刊文春にはお気に召さないらしい。

   貴乃花は大手メディアには口を閉ざしているが、週刊誌には後援者の口を通じてかなり過激な発言を繰り返している。たとえば、フライデー(1月19日号)では、貴乃花5時間インタビューをやっている。いつものお約束通り、貴乃花の支援者が貴乃花から5時間聞いたという体裁になっているが、問題発言が山盛りだ。

   まず、「こんな相撲協会なら、潰して新しく作るべきだ」という冒頭の発言。次は1年前の初場所、稀勢の里と優勝争いをしていた白鵬が、貴ノ岩に「星を売れ」と付き人を通して連絡してきたというのだ。貴ノ岩はそれを察して電話に出ず、白鵬との初対戦で白鵬を破り、稀勢の里の優勝に貢献した。次の爆弾発言は、両国国技館の改修工事で怪しいカネの動きがあった、モンゴル人力士が強姦事件を起こしたが、それを理事が奔走してもみ消したというもの。

   相撲協会を潰すというのはともかく、白鵬が貴ノ岩に星を売れといってきたという八百長疑惑、モンゴル人力士の強姦事件は、事実なら相撲をやっている場合ではない。貴乃花は堂々と会見を開いて、ことの真偽について話すべきだ。週刊誌を使って自分の推測と勝手ないい分だけを吹聴しているとしたら、理事降格では済まない。

フジ秋元優里アナ「別居不倫」の相手はとにかく聞き上手なマメなプロデューサー

   星野仙一が亡くなった。享年70。まだ若い。長嶋や王が追悼の言葉をマスコミに出し、多くの野球人、ファンが惜しんでいた。これほど悼まれる野球人は、星野の後は長嶋と王だけだろう。

   私は巨人ファンだから星野は嫌いだった。巨人が9連覇を成し遂げた時、2位の阪神は中日と中日球場で星野と対戦した。中日に勝てば阪神が優勝だった。星野はもちろん阪神に勝たせたい。ど真ん中に絶好球を投げても阪神のバッターはガチガチで打ち損じてしまったと、後に星野が話している。結局、阪神球場での最終戦に巨人は勝ち、9連覇を達成した。そして翌年、10連覇を阻止したのは中日だった。

   週刊文春によると、中日の監督時代から糖尿病を患い、不整脈の持病もあった。睡眠薬や降圧剤を持ち歩き、楽天監督時代の2014年には、国指定の胸椎黄色靭帯骨化症という難病に罹り、2か月休養している。

   愛妻には早く死なれ、私生活は孤独の影を宿していたようだ。東京五輪では長嶋に聖火台に立ってもらいたい、そう語っていたという。娘の家で孫たちに囲まれ、昼寝でもしているように安らかに逝ったそうだ。巨人ファンにはちょっと癪な男だったが、いなくなると寂しい。

   お次も週刊文春。今年(2018年)の初荷・文春砲は、フジテレビの人気女子アナ・秋元優里(34)とフジの「ライムニュース」のプロデューサーA氏だという。テレビプロデューサーといえば公人だと思うが、なぜ匿名にしたのだろうか。

   秋元の父親は元オーストラリア大使で、現在は宮内庁で式部官長を務めている。式部官長は歴代、侍従長に就任しているという。そんなええとこの娘(こ)である秋元は報道志向で、入社2年目から「報道2000」の司会をやり、滝川クリステルの後任として「ニュースJAPAN」のキャスターに抜擢された超エリートアナである。現在、秋元は、『ワイドナショー』で隔週レギュラーを務めている。

   2012年に同じアナウンス室の5年後輩、生田竜聖アナ(29)と結婚。翌年には長女が生まれている。順風満帆の人生のようだが、16年には早くもFLASHが別居していると報じた。別居理由は秋元が不倫していたからだといわれたが、今回、週刊文春が目撃した不倫相手はその時に噂をされた人物だそうである。

   週刊文春が2人を追うと、ワンボックスカーで、人のいない竹林や、横浜郊外の畑の中などに車を止め、30分ほど過ごした後、秋元の家に送り届けるそうだ。1度は箱根湯本の古民家風の宿の離れに泊まっているところを写されている。

   このA氏、40代半ばで、もちろん妻も子供もいる。ルックスはさほどではないそうだが、「とにかく聞き上手なんです。女性の悩みや無駄話を余計な口を挟まずにずっと聞いているタイプ」(フジテレビ関係者)

   そうそう、こういうタイプがモテるんだ。週刊文春の直撃に秋元は「交際しているわけではない」、A氏のほうは「やましいことは全くない」といっているが、苦しいいい訳ではある。

「週刊文春」編集部ついに社長直轄―文春砲もヘナチョコ玉に?

   週刊文春といえば、「創」2月号によれば、新谷学編集長率いる編集部が松井社長直轄になったという。AERAが発行当時、社長直轄になっていたことはあるが、他誌では寡聞にしてこういうことは聞いたことがない。私は週刊現代育ちだが、昔は週刊現代編集部は「治外法権」部署といわれていた。何人も、社長でさえもアンタッチャブルで、実際、中にいるわれわれもそう思い、肩で風を切って闊歩していた。そういう体制がすべてがいいとはいわないが、週刊誌にはそういうところが必要だと思う。

   社内の声を忖度し、上役の顔色をうかがいながらでは、タブーに挑む記事はやりにくいのではないか。週刊現代も上の人間が現場に口を出し、特集の採否にも「御意向」を反映させていると聞いている。いらぬ心配かもしれないが、いい意味で一般週刊誌の編集部は社内政治から独立し、外(読者)に向かって耳を目を開いていなければいけないと思う。

   週刊新潮には、先週号で愛人から赤裸々な告白をされた桂文枝師匠がわけのわからない弁明をしている。一つだけ挙げておく。彼女に誘われて2階の彼女の部屋にいき、身体を揉んでもらったことはあるといいながら、「セクシーな雰囲気になったかって? まあ、それっぽいこともあったかもしれません。彼女がネグリジェを買ったから(着てもらったり)とか。でも、肉体関係はなかったんですよ。彼女の部屋で横にはなったけどそれ以上のことはなかったということです。少なくとも僕の中ではなかったと思っている」

   何もなかったら、彼女に「文枝師匠が自分で撮った局部が大写し」になっているメールを送るか。でも74歳で、元気ですな。死ぬまでSEXを実践しなはれ。

ニトリ会長が予告する2018年の日本凋落「株価2万円割れ」「有名企業も倒産・吸収合併」

   ここからは今年の予測コーナー。週刊現代がニトリ会長の似鳥昭雄に2018年の日本経済を大予測させている。似鳥はいきなり「今の相場それほど長く続かないと思うんです」と話し出した。

   「確かにいま株価は高くなっていますが、私は日本の株価、為替を予測するには、アメリカの動向を読むことが最も大切だと思っています。

   そのアメリカは景気拡大局面が100ヵ月以上続いていますが、戦後、これほど長く景気拡大局面が続いたのは過去にほとんどなくて、本来であればもう下降局面に入っていてもおかしくない。

   それが17年1月にトランプ政権が誕生して、『アメリカファースト』との掛け声が国民の期待感を引き上げたことで、景気が持ち直した。

   おそらく、アメリカは18年中に下降局面に入るでしょう。トランプが掲げた政策はうまくいかない。今は法人税減税に沸いていますが、じつは別のところでは増税しているのだから、冷静に見ると経済効果はあまりない。

   そうした政策への期待感がなくなるのが18年中だと思います。当然、アメリカ経済が失速すれば、日本の株価、為替市場には影響が出てきます」

   失速がハッキリしてくるのは今年の第三四半期ぐらいからで、円高によって株価も低迷し、日経平均株価は2万円を切るのではないかと見る。それに消費者の消費傾向が変わってきたという。

   「唯一と言っていいほど消費が増えているのはスマホなどの通信費です。00年から16年の消費支出の変化を見ると、『通信・光熱関連』は10.1%の伸びですが、衣食住の衣は32.1%減、食は3.9%減、住は17.9%減。これが現代の消費の姿です」

   似鳥は今はまさに「戦国時代」だという。有名企業であっても倒産、吸収合併される事例はどんどん増えていく。この時代が始まるのが18年で、19年、20年にかけてより激しくなっていくと予測する。株が上がったと浮かれているのは、今だけなのかもしれない。

「30年後の自分の悲惨を想像せよ!世の中はこれ以上は良くならない」知の巨人たちの慧眼

   サンデー毎日に掲載された「知の巨人」たちの安倍首相の経済政策や日本の暗い未来についての考えを紹介しよう。まずは大長老・伊東光晴の「本気の直言」。「中曽根康弘政権がその典型だったように、過去の財産を食い潰してきた。国鉄、電電を民営化してその株を売却するなど、明治以来の財産を食い潰し、とりあえず今の生活を維持する、ということをしてきた」

   「原子力発電と同じだ。原発は放射性廃棄物という処理不能のゴミを出しているが、何とかなるだろうと言って発電を続けている。このとりあえず主義は、日本の庶民の心に深く根差しており、それに対抗する明治以来の西洋合理主義と、さまざまなところでぶつかり合うが、ほとんどがとりあえず主義の勝ちとなっている。国債発行、原発・・・。皆、根っこは同じだ」

   次は内田樹。橋本治が書いた「九十八歳になった私」を取り上げ、こう論じている。「橋本はここでとても大切なことを書いていると私は思う。それは『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる未来についての想像は『フェアじゃない』。だから、同じように『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる過去の回想も『フェアじゃない』のだと思う。

   過去30年を振り返るとしたら、『こんな日本に誰がした』というような言葉づかいは自制すべきだろう。他ならぬ私たちが『こんな日本』にしたのである。

   同じように30年後の日本について語るときも、それが絶望的な見通しであればあるほど、その社会でリアルに苦しんでいる老残の自分をありありと想像した上で、『そうなることがわかっていながら、止めることができなかった』私自身を責めるべきなのだ」

   ここでも、とりあえず、まあいいか、と考える日本教が未来を食い潰すといっている。伊東や内田がいっているのは、いま生きている日本人は各々が切実に自分の30年後を思い描くべきだということである。そうすれば、少子高齢化は止められないが、財政破たんはかろうじて回避でき、弱者救済政策もかろうじて継続できるかもしれない。そのために今すぐ何をするかが問われている。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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