成人の日に晴れ着を着られないというトラブルがきのう8日(2018年1月)、横浜市や東京都八王子市などで起きた。「大混乱となっています」とキャスターの真矢ミキが伝えた被害者の中には2年以上前に予約して代金を払い込んだ人もいた。
横浜市の式典会場にいた女性は、高校の卒業式間近に、振り袖着付け業者「はれのひ」に25万円を支払い、晴れ着のレンタル契約を結んだ。そして、きのう朝に会場へ届けられることになっていた。「夜も眠れないぐらい、すごく楽しみにしていた」という。
「最高の晴れ着で女性の美に貢献」と宣言していた社長
もう一人の女性も2年前に予約し、試着と写真撮影をすませた。昨年(2017年)11月か12月に「はれのひ」から案内状も届いたが、きのうは店にだれもおらず、結局式に出られなかった。被害額は40万から50万円に上る。
来年(2019年)に成人式を控える女性は、すでに50万円を支払って購入した晴れ着を当日に会場へ届けるということで「はれのひ」に預けてある。「お金も時間も返してほしい」と話した。
この業者「はれのひ」は、2008年に創業、2012年に初めての店を横浜にオープンした。以来、「100点以上の試着が可能」「ぞうりやバッグのオプションプレゼント」をうたい文句に、右肩上がりで売り上げを伸ばし、2015年の年商は4億8000万円とされる。社長はホームページで「最高の日に最高の晴れ着で」「女性の美に貢献する」と宣言していた。
キャスターの真矢ミキ「いやー、会場に晴れ着を届けるとかも、かゆい所に手が届くようなサービスですねえ」
横浜や八王子の店はきのう、もぬけの殻。営業した福岡天神店の女性店長は「自分お店のことを一生懸命やった。社長に電話したが、つながらない」と話した。
司会の国分太一「ひどい話です。倒産したツアー会社のテルミクラブと似ています」
堀尾正明(元NHKアナ)「卒業式や入学式も扱っているから、被害がまだ出るかもしれません」