「殺すぞ」と新聞記者を脅した西宮市長 成人式では一転、「自分で幸せをつかめ」と熱きメッセージ連発

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   「殺すぞ」と新聞記者に発言して物議をかもしている兵庫県西宮市の今村岳司市長がきのう8日(2018年1月)の成人式で式辞を述べた。新成人にどんな言葉を送ったのか。

   今村市長といえば、4日の仕事始めに次期市長選に不出馬を表明し、これについて新聞記者に質問されたさいに「殺すぞ」「寄るな」「このガキ、俺ん家まで来てんで、休みの日に」などと暴言し、問題になった。

「自分で決断、自分で挑戦、自分で失敗し...」と「自分」を10連発

   この日の式辞では「新成人のみなさん、おめでとうございます。二十歳のみなさんが大事にすべきことは、必ずしも年上の人のアドバイスをうのみにすることではございません」と語りかけ、「自分で決断し、自分で挑戦し、自分で失敗し、自分ではい上がり、自分で限界を超え、自分で常識を疑い、自分で新しい価値を創造し、自分で恋をし、自分で血と汗を流し、自分で幸せをつかむ」と12分間のメッセージに10回も「自分」という言葉を使った。

司会の小倉智昭「今回は相当慎重で、完全に書いたものをお読みになりましたね」

   新成人はどう受け止めたのか。

女性「ああいう発言(暴言問題)とかありましたので、これからは選挙もありますので、積極的に参加しなければと思いました」

男性「言ったこと(暴言問題)は反面教師にしないと」

   その一方で、こんな肯定的な声も。

女性「自分で何かを作り上げていこうという気持ちになりました。暴言と叩かれていますが、外側だけでは中身は分からないと思いました」

男性「僕たちのために言ってくれているんだなと嬉しい部分もありました」

木下康太郎アナ「とにかく、他人の意見やアドバイスや価値観よりも自分の意見を大事にしてほしいと、自分というところに非常にこだわった内容でした」

小倉「ここはなかなかいいな、と思いました。(次期不出馬なので)今後はこれまでと全く違うことに挑戦したい、その意味では成人の皆さんと同じです、とおっしゃったそうです」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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