兵庫県西宮市の今村岳司市長(45)はきのう4日(2018年1月)、年頭あいさつで5月の市長選不出馬を表明した後に、真意を聞こうとした読売新聞記者に「殺すぞ!」とすごみ顰蹙をかっている。
市長はこの後も「おまえ、あんだけしゃべったやろ」「寄るな、このクソガキ」「なにが取材やねん」「支局長にオトシマエつけさす」「(エレベーターに)入ってくるな、ボケ」などと怒鳴りまくった。今村市長は市会議員を経て1999年に市長に初当選した。「2期、3期はやりたい」と語っていやが、にわかに1期で引退すると表明したため、記者は真意を尋ねたものだった。
読売新聞大阪本社は「取材活動は公正に行われた。不穏当で威圧的な言動で、報道機関として看過できない」としている。今村市長は自身のブログで「引退を決めた政治家に怖いものはない」と開き直っている。
中高生を前に「高校時代は授業抜け出してたばこ吸ってた」
今井市長はこれまでも、中高生向けのイベントで「私の高校時代は授業を抜け出してタバコを吸ったり、麻雀をやったりしていた」としゃべって、市議会で撤回を求められたことがある。また、これを追及した女性議員を「ピンクの服着て『お下品ざあます』と言っているださい女性教師みたいだ」とからかうなど、たびたび物議を醸していた。
司会の小倉智昭「殺す気はないと思うけどね。昔はこの程度はニュースにならなかった。時代が変わった」
たしかに政治家と記者のケンカ腰のやりとりはあるが、「殺すぞ」なんて乱暴な物言いはなかった。梅津弥英子キャスターも「もう少し聞きたいという記者に、あそこまで言うのですかね。オトシマエとかは、どうなんだろう。自己プロデュースができていないのでは」と疑問を呈した。
ニュースデスクの笠井信輔「批判されてもしかたない状況ではないですか」