新春の箱根駅伝は大混戦 青学大、東海大、神奈川大の三つ巴の争い

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   新春の東京―箱根間を疾走する箱根駅伝が近年にない大混戦になりそうだという。

   今年(2017年)の箱根駅伝は、青山学院大が3連覇を果たし独壇場が続いていたが、10月の出雲駅伝では東海大が10年ぶりに優勝、11月の全日本大学駅伝は20年ぶりに神奈川大が制し、青学大の4連覇に黄信号が灯っている。

   『スッキリ』が「戦国時代突入」とか「三つ巴の争い」とも言われる箱根駅伝の注目大学をチェックした。

   まず青学大。原晋監督は「来年(2018年)はハーモニー大作戦、チームワークで臨み」4連覇を勝ち取るという。けん引役は、ともに4年生の努力型の下田裕太と天才肌の田村和希の2選手に期待を寄せる。

   田村は1年生で4区を走り区間新記録、下田は2年生で箱根デビューし8区で区間賞。3年生になった今年は、7区の田村が途中から脱水症状を起こし苦戦したが、トップで維持したまま8区の下田にタスキを繋いだ。

   出雲で5人抜き、全日本で4人抜きの好調の田村と8区2年連続区間賞の下田への期待が大きい。

スピード生かし総合優勝目指す東海大

   東海大は、全日本の8区で神奈川大に逆転されたものの、エントリー選手の平均タイムは5000メートル、1万メートル、ハーフのすべてでトップに立つ逸材ぞろい。スピードを生かし総合優勝を目指す。

   神奈川大は、全日本でアンカーを走り逆転優勝を果たした鈴木健吾に注目が集まっている。鈴木が花の2区を走り、勢いに乗って往路優勝を狙う。

   さらに過去9年間3位をキープしている底力のある東洋大が虎視眈々と優勝を狙っており、目が離せない大混戦の展開になりそうだ。

   11年間バイクに乗って選手と並走し中継取材してきた森圭介アナも「11年やってきて今度が一番の混戦ですね」と話している。

文   モンブラン
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