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まだ何もしゃべりたくないキムタク「わかってほしいことはあるけど・・・」

   フライデーを見てみよう。今週の売りはキムタク(木村拓哉)の「激動の1年を語る」独占インタビューだが、内容は「独占立ち話」程度である。SMAPが解散して、木村と中居正広がジャニーズ事務に残った。それについては、<「言ってもしょうがないじゃん、だって。自分の気持ちや思っていること、わかってほしいことはありますよ。でも、それを言ってもね......。(中略)それを口にしたところで何の解決にもならないし、要は自分が現場でやるべきことをやって......うん、返していけばいいんだなって、自分の中で、自分と約束したので」>

   フライデーは<直撃した本誌が驚くほど男気溢れるロングインタビューとなった>と結んでいるが、キムタクはいまだに何もしゃべりたくないということだけがわかったインタビューである。

   もう一本はモテ男・俳優の浅野忠信(44)が、以前にもフライデーで肩組み&キスを報じられたモデルの中田クルミ(26)と、三宿のうどん屋「M」にふらりと現れ、うどんをすすって2人仲良く家に帰ったというお話。

   浅野は、父親で事務所の社長だった佐藤幸久(68)が覚醒剤取締法違反で逮捕されたばかりだ。それもかなり常習だったといわれる。そんな中で浅野は、仲睦まじい幸せな姿を世間に知ってほしい、そう考えたのかもしれない。結婚も視野に入れているそうだ。

   女性セブンは、菅官房長官をやり込めた東京新聞の望月衣塑子記者の手記を掲載している。その中で、きのう21日(2017年12月)も書いたが、麻生副総理と親しい「べジーコンピューティング」事件に、官邸が戦々恐々としているそうだ。そこには、詩織さん準強姦疑惑で一躍時の人になった山口敬之元TBS記者が深くかかわり、山口と官邸とのつながりは有名だから、東京地検特捜部の捜査は、「政権中枢の政治家や秘書たちの存在がなかったのかも焦点になる」としている。

   このところの週刊文春に一時の勢いがない。山口元記者をいち早く取り上げ、官邸の提灯のような記事を書かせたため、「ベジー」のような事件を追及することがやりにくいといったことも影響しているのでは、と勘繰ってしまう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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