日馬富士殴打騒動があぶり出した不条理な暴力 モンゴル人力士へのヘイトスピーチ許すな

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勝ったのは船越英一郎

   ところで、今年のお騒がせ女といえば、豊田真由子元議員と松居一代を挙げるだろう。 その松居がめでたく船越英一郎との離婚を勝ち取ったと、記者会見を開いてガッツポーズをしたそうだ。

   だが週刊文春によれば、「謝罪なし」「財産分与なし」の決着では、勝ったのは船越のほうだそうだ。

   松居の財産は30億円ともいわれる。会見でも「何が一番大事なのかを考えた中で答えは一つでした。財産です」と答えて、報道陣を唖然とさせた。

   だが船越サイドは、警視庁北沢署に名誉棄損の告訴を行っており、受理されているそうだから、こちらが成立すれば懲役や罰金、逮捕もあり得るそうである。

   まだまだ松居劇場の第二幕、第三幕があるかもしれない。

   私が日本を飛び立った日に野村沙知代が亡くなった。85歳で亭主の野村克也より3歳年上だった。

   案の定、悪口ばかりが週刊誌に載ったが、私にはとてもやさしい、いいお婆ちゃんだった。

   何度か2人だけで食事をした。彼女もノムさんも飲まない。テレビのようではなく、静かな話し方だった。

   博覧剛毅とまではいわないが、いろいろなことを知っていて、特に行儀や冠婚葬祭に詳しかった。そこで私がプロデュースして『新・冠婚葬祭入門』(祥伝社新書)を出した。

   その書き出しにこうある。

「人生で一番大切な原点は、家庭。"安全・安心・安住"という、人生の3つの柱を与えてくれるのが家庭で、そこからすべては生まれます」

   本質的には家庭的な人だったと思う。大監督のノムさんが頼り切っていた。あれほど仲のいい夫婦を見たことがない。ご冥福を祈る。

元木昌彦プロフィー ル
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年 まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊 編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日 本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地 で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死 ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス) /「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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