入院中の貴ノ岩、相撲協会の聴取に応じていた 「どうしてこんな仕打ち」と憤り

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   「大きな進展がありました」と司会の小倉智昭が伝えたきのう20日(2017年12月)の相撲協会理事会で、貴ノ岩が暴行事件後初めて危機管理員会の聴取に応じたことが明らかになった。横綱日馬富士に殴られながら「どうしてこんな仕打ちを受けるのか」「なぜだれも止めてくれないのか」と思ったという。今も入院中だ。

   危機管理委員会の事情聴取はおととい19日午後7時から都内の病院で2時間にわたった。委員会から理事会に提出された15ページの報告書によると、貴ノ岩は白鵬に説教された時の態度を日馬富士に「なんで携帯をいじっているんだ」ととがめられたが、「説教が一段落したと思ってラインをつないだ」という。貴ノ岩は「無礼なことをしたとは考えていない」「日馬富士のすることが理解できなかった」と話した。日馬富士の引退は望んでいなかったとも言ったそうだ。

体重が3、4キロ減り体力落ちた

   貴ノ岩は事件後、鳥取、広島、福岡の病院に入院した後、新幹線で極秘に帰京し、都内の病院に入った。横綱審議委員の山内昌之・東大名誉教授は「入院先や聴取場所は非公開です。快方に向かっているが、体重が3、4キロ減り、けいこをしていないため体力は落ちている」という。

   報告書を受けた理事会は相撲協会として番付に配慮し、もし初場所を休場しても十両にとどめる方針で一致した。

   初場所に出た方がいいという声も親方衆の中にはあるが、「貴乃花親方がまだ早いという可能性があり、そこはまだわかりません。心の傷も大きい」と山内氏は話した。

   その貴乃花は貴ノ岩の聴取に応じたものの、後援会関係者に「小さな暴力も許してはいけない。理事を辞めさせられても闘い続ける」と語ったという。

   小倉「何を闘い続けるのか、話さないとわからないなあ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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