ゴミの大量不法投棄が沖縄第二の都市で、美しいビーチや琉球王朝時代の貴重な知花城遺跡などもある沖縄市で問題になっている。観光スポット近くにテレビや洗濯などの家電製品や家具がうち捨てられ、ビニール袋に入った一般ゴミも。米軍施設沿いの路面には英語のラベルつきの外国製品も散乱している。
ゴミは墓地の近くや投棄禁止の看板のそばにもあふれる。「情けない」「不法投棄が常態化してしまった」と、地元自治会顧問の外間攻生さんが嘆く通りの惨状だ。
高さ30メートルのゴミの山
急にこうなったのは、地元で有名な産廃業者が11月(2017年)初めに営業停止になったことが関係するという。その業者は年間1万9000トンのゴミを分別していなくても受け入れてきた。ところが、敷地内に10階建てビルに相当する高さ30メートルのゴミの山ができ、有害物質も検出されたため、県が営業許可を取り消した。
他の業者にゴミ処理を頼むと分別が必要になり、処理費用もかさむ。この面倒を嫌った人が不法投棄に走ったと見られる。
キャスターの真矢ミキ「便利、手軽さに甘えると、こういうことになります」
自治会の外間さんは「県は具体策を示さない」という。「ビビット」も県に問い合わせたが、「担当者が出張中」という答えだった。
堀尾正明(元NHKアナ)「沖縄県議会では近頃やっと分別を議論しているそうで、県側ももう少し早くいろいろやった方が良かったのではないか」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト