上野動物園のシャンシャン(香香)が19日(2017年12月)午前9時45分から一般公開され、20人ずつが順次、パンダ舎内に入って観覧した。
まずテレビ局の代表カメラが映したのはシャンシャンや母親のシンシン(真真)ではなく、ほとんどの観覧者が一心不乱にカメラを向ける姿だった。スタジオの森圭介アナが「代表撮影なのでこちらの思う通りにはいきません」。
この後、木登りに興じるシャンシャンと、カメラの放列に動じることなく笹を食べる母親のシンシンの姿をちらっと映し出した。
ジャイアントパンダの一般公開は1988年に上野動物園で生まれたユウユウ(悠悠)以来29年ぶり。
大声やカメラのフラッシュにも動じない子に
上野動物園では今回、大勢で押しかけてカメラを向ける観覧者に驚かないようにと、1か月前から特訓を重ねてきた。飼育員などのスタッフの協力で、わざと大声を出したり、禁止されているカメラのフラッシュをたいたりして、観覧者に慣れさせてきた。
その成果があってか、母子とも「眠らないで一番いい姿でしたね」(森圭介アナ)とホッとしていた。
文
モンブラン