日本はマスクの国。電車でも街でも、右を向いても左を見ても、マスクが目に入る。だが、店員がマスクをつけて「いらっしゃいませ」となったらどうか。ツイッターの書き込みから大論争になった。スタジオも割れた。
きっかけは12日(2017年12月)に、ツイッターに現れた書き込みだった。「サービス業のマスク禁止についてお話しします」と、どうやらサービス業の女性。
「『接客中にマスクなんて失礼だ!』というクレームがあるんです。で、上層部が考えなしにマスク禁止にしやがる。なので『マスクしないなんて失礼にもほどがある!』と本社にクレーム入れてください。客から本社にバンバンクレームを入れて!! お願い!」
言い分は、不特定多数の人間と接する仕事だから、予防のためにマスクをしたい。風邪をひいてからマスクをしろ、では遅い。うつされたくない、ということ。これに書き込みが殺到した。
マスク容認派(あり派)は、「病院帰りの客が来店することもある」「スタッフが足りない。誰か倒れたら穴埋めが大変」。
逆にマスク拒否派(なし派)は、「顔を隠しながらの接客は信用できない」「お客から風邪をうつされたくないっていうのも失礼だ」
街で聞いても、「うつされるのが嫌なので、向こうがしていた方がありがたい」「顔が見えた方がいい」とやっぱり真っ二つ。
野上慎平は「大論争です」というが、羽鳥慎一は「気にしなかったなぁ」。
マスクをしていると、テロ対策で職質を受ける国も
そこで「あり」「なし」の視聴者投票となった。野上が「飲食店や食料品を扱う店ではなく、普通のサービス業。例えば洋服、宝石など、コンビニも含む」として、「あり」「なし」を問うた。
スタジオも、「あり」が羽鳥、石原良純、住田裕子、「なし」が宇賀なつみ、玉川徹と分かれた。
まず玉川が「日本人って、マスクを過剰に信仰しすぎ。日本以外ではマスクなんかしていない。調べてみたら、予防効果はあまりない。自分が風邪をひいたときに、相手にうつさない効果は確かにある。レストランでマスクされていたら、風邪ひいているのかなと思ってしまう」という。
野上「オーストリアではマスクをしていると、テロ対策で職質を受ける」
住田「日本の環境・衛生意識を表すものでいい。花粉の時もやっているし」
石原は「嫌だったら、マスクしていない店に行けばいい。逆に鳥インフルエンザとかになれば、みんなするんだし、どのレベルかの問題」とクールだ。
「なし」の宇賀は、「マスクは不安を与えてしまう。表情が見えた方が安心」。
羽鳥は「あり」の札を持っていたが、「どっちでもいいんじゃないの?」。
そこで視聴者の投票結果は、「あり」が28495、「なし」が15683だった。
羽鳥が「レストランでしていたら、やっぱり『えっ』と思うよね。これはレストラン以外だけど、『あり』の方が多かった」
人間はうつされる方には強いのでは? でなかったら、街中のベビーカーでスヤスヤ寝ている子供たちはみんな病気になっちまう。