金井宇宙飛行士、国際宇宙ステーションに旅立ち 半年間滞在し医療の実験

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   元海上自衛隊医師の金井宣茂宇宙飛行士(41)が乗るロシアの宇宙飛行船・ソユーズが17日(2017年12月)午後4時21分、カザフスタンから打ち上げられ9分後、無事に予定の軌道に入った。

   明日19日国際宇宙ステーション(ISS)に到着の予定で、来年(2018年)6月3日までの約半年間、ISSに滞在し放射線や無重力状態の人体に与える影響など医療に関する様々な実験を行う。

日本人では12人目の宇宙飛行士

   金井宇宙飛行士は2009年に候補に選ばれ基礎訓練を受けて、2011年に日本人としては12人目の宇宙飛行士になった。

   母校の東邦大学付属中・高校(千葉県習志野市)の生徒たち約1000人が打ち上げの実況を手に汗握って先輩宇宙飛行士の快挙を見送った。

   「始めた実況で打ち上げを見たのですごい興奮した」、「同じ学校を出たということで、僕も宇宙飛行士になれたらいいなと思います」

   ただ、コメンテーターの橋本五郎(読売新聞特別編集委員)は「子どもたちに大きな夢を与えますね~」と前置きしながら次のような指摘をした。

   「ここで冷静に考えなければいけない。日本はこれまで投資したお金は総額1兆円と言われており、費用対効果を考えなければいけない。それから民間企業に(成果を」還元してもらう必要がある。それともう一つ、金井さんのような宇宙飛行士の養成などを同時に考えないといけない」

   宇宙飛行士の養成から宇宙船まで他力本願では、宇宙開発に乗り遅れてしまう。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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