「山尾志桜里W不倫」の倉持麟太郎弁護士・・・あんたに言われたくないよ!メディア批判

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今年のおすすめミステリー!柚月裕子「盤上の向日葵」出色のハードボイルド

   私が楽しみにしている「2017年ミステリーべスト10」が週刊文春で発表になった。国内の5位までを上げておこう。1位は「屍人荘の殺人』」今村昌弘・東京創元社)、2位は「盤上の向日葵」(柚月裕子・中央公論社)、3位は「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎・新潮社)、4位が「狩人の悪夢」(有栖川有栖・KADOKAWA)、5位が「機龍警察 狼眼殺手」(月村了衛・早川書房)。

   海外のベスト5の1位は「13・67」(陳浩基・文藝春秋)、2位は「フロスト始末」(R・D・ウィングフィールド・創元推理文庫)、3位は「湖畔荘」(ケイト・モートン・東京創元社)、4位が「東の果てへ、夜へ」(ビル・ビバリー・ハヤカワ文庫)、5位が「その犬の歩むところ」(ボストン・テラン・文春文庫)。

   この中で、柚月の「盤上」は読もうと思っている。彼女ほどハードボイルドを書ける女性作家は、桐生夏生ぐらいしかいないのではないか。「孤狼の血」の広島弁にはシビレた。この作家は注目だ。

   海外ものは「13・67」と「東の果てへ、夜へ」は、買って読み始めたが、3分の1ぐらいのところで止まっている。それほどすごいか。それが正直な今のところの感想である。フロストものは1冊読めば、腹満福である。同じようなことが7位に入った「湖の男」の主人公、エーレンデュル捜査官にもいえる。型破りの主人公を生み出すと、個性が強すぎて次を読むのがしんどくなる時がある。

【蛇足】さて、きょう8日からハワイに行くので、今週と来週の競馬予想はお休みさせていただく。先日の難解だった「チャンピオンズカップ」を制したのはムーア騎乗の8番人気・ゴールドドリームだった。私が推したカフジテイクは惨敗だった。

   ルメール、デムーロに、短期免許で来日した世界ナンバー1のムーアなどの活躍で、日本人騎手との「騎乗力」の差が歴然としてきた。週刊ポストによれば、ジャパンカップ前のGⅠ20レース中10レースをルメールとデムーロが勝っている。

   日本人騎手は武豊がキタサンブラックで勝った3勝だけ。とくにGⅠでは、日本人騎手から外国人騎手への乗り替わりが目立つ。それもルメールとデムーロの連対率が40%を超えているから致し方がない。競馬で儲けたかったら、この2人を買っておけば間違いない。

    ちなみに、毎年リーディングを争っている戸崎は、GⅠになるとからきしだらしがないということも覚えておいたほうがいい。これでは若手を育てられないという嘆きはわかるが、馬主にしたら、勝ちたいという思いが強いから、これからも外国人騎手への乗り替わりは避けられないだろう。GⅠは外国人騎手でっせ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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