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ジャーナリズムのご意見番亡くなる

   原寿雄が亡くなった。享年92歳。元共同通信社編集主幹というよりも『デスク日記 マスコミと歴史』(みすず書房)の著者、小和田次郎のほうが、私にはピンとくる。

   少なくとも、ジャーナリズムを志す者は一度は読んだであろう名著である。

   私は、鳥越俊太郎がキャスターを務めていたテレビ朝日の「ザ・スクープ」が終了させられることに反対する会で会ったのが最初である。

   最初の印象はよくなかった。新聞や通信社がジャーナリズムで、お前たち雑誌屋は一段下だという意識が見え見えの発言に、食ってかかったことがある。

   だが、彼の話すジャーナリストとしての心構え、権力批判、新聞批判は的を射ていて、胸のすく思いがしたものだ。ジャーナリズムのご意見番であった。もっと話を聞いておけばよかったと思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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