ヤギ20頭住宅街で放し飼い!生垣食べられ悪臭漂い住民大迷惑

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   山口県下関市の住宅街を20匹ものヤギがうろつき回り、寺や民家の生垣の葉を食べつくし、畑のホウレンソウやサツマイモなどもほとんど食われてしまった。悪臭もひどい。こうしたことが2年も続いている。

   迷惑ヤギは近所の民家の庭で飼育されているのだが、庭の高さ1メートル20センチほどの柵をいとも簡単に跳び越え、道路や民家に入り込んでくる。飼い主の女性は「もう30年以上飼っています。オスとメスがおるから、増やそうと思わんでも増えるんです」と、干し草の餌を与えながら平然と語る。

   自治会長は「何度も飼い主には改善を求めてきた」が、飼い主は「ヤギを外に出さないようにしますではなく、困っているならお前らで何とかしろって言うんです」「網にヤギが引っかかってケガをしたらどうすると、もう訳がわかりません」とお手上げ状態だ。

道路にも出てきて交通事故も心配

   司会の加藤浩次は「ごみ屋敷やネコ屋敷、悪臭問題など、自治体ごとにいろいろな問題がありますが、今回はヤギですか」

   ゲストコメンテーターで、映画「鎌倉ものがたり」の監督・山崎貴氏は「こういう風に開き直られると、どうしようもないですね。根が深い」

   下関市では条例で一定頭数以上の家畜やペットを飼育する場合は許可が必要で、ウシ、ブタ、馬は1頭以上、ヤギ、ヒツジは4匹以上、犬は10匹、アヒルは50羽、ニワトリは100羽以上が対象だ。しかし、この条例は市街地・観光地のみの適用で、豊北町は対象外地域だ。

   「何とかならないんでしょうか」と加藤が問いかけると、菊池幸夫(弁護士)は「条例の適用範囲を広げればいい。市議会が決めればいいのだから、検討したほうがいいですよ。VTRを見ると、道路にも出ていて事故が起きかねない。道路関係の法律で規制することもできます」

   水卜麻美キャスター「苦情が増えているので、市や県は動物愛護法や家畜伝染予防法で飼育環境を調査したり消毒液の設置を徹底させています」

   加藤「それにしても、もっと速やかにできないんですかね」

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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