日馬富士が引退決意「横綱なのでケジメつける」 午後2時から会見

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   横綱・日馬富士(33)が28日(2017年11月)夜、引退を決意し、29日午後に引退会見を行うという。

   『とくダネ!』は、日馬富士が支援者たちに語った引退決意に至った思いを取材し伝えた。

   日馬富士が28日、10年来の付き合いで『心の師』と仰ぐ蓮華院金剛寺(広島市)の木原秀成座主(72)の子息にこう話したという。「納得していないところもあるが、手を出したのは事実。これ以上、日本相撲協会や部屋、関係者に迷惑をかけるのはいけないので、自分は横綱なのでケジメをつけなければいけない」。

   さらに29日未明に日馬富士から直接電話があり話したという木原座主は「日馬富士から『明日29日午後2時に引退会見をします』とあった。ちょっと早いのではないかと言うと、『横綱だし、言いたいこともあるんだけど、手を出したのは事実なので』と泣いていた」という。

   日馬富士は、鳥取県警や協会の聴取に対し、当初ビール瓶で殴ったとされたことは否定したものの、「平手やカラオケのリモコンで殴った」と暴行の事実は認めた。

   27日に開かれた横綱審議委員会後の会見で、北村正仁委員長が「厳しい処分は必要だという意見が委員会全体だった」と語ったことから、引退勧告が出される可能性を指摘する報道が出た。こうしてことを受け日馬富士自身が引退を決意したとみられる。

   師匠の伊勢ヶ浜親方は日馬富士引退の決意について29日朝「問題を起こし、協会や世間に大きな迷惑をかけた。その責任は重いと判断した」と話したという。

   そこで小倉キャスターがこんな感想を漏らした。

   「事件のきっかけとなったと言われている貴ノ岩が白鵬に対し『もう(貴方の)時代は終わったんですよ』といったとかいわないとかいう話がある。それを聞いた日馬富士が『大横綱に対し何てこと言うんだ』と言われている。

   モンゴルって年齢が上だと地位とは関係なく先輩は先輩。日馬富士は白鵬よりも年齢は一つ上だし初土俵も二カ月先なんです。そういう人が白鵬を立てて手を挙げた。彼の性格がよく出ていると思う。持ち上げ過ぎですかね~」

モンゴル出身力士が貴乃花親方へ反発

   ところが、日馬富士の暴力問題を受けて十両以上の力士を集め28日夕福岡市内のホテルで行われた八角理事長による暴力再発防止の講話が終わった直後、モンゴル出身力士から次のような物言いがついたという。

   「貴乃花親方の巡業部長を代えてください。貴乃花親方が行くなら冬巡業に行きたくない」

   これに八角理事長は「ルールがあるので力士会として意見をまとめてからいってほしい」と答えたが、これも尾を引きそうだ。

   番組の相撲担当リポーター、横野レイコによると、貴乃花親方が巡業部長になって2年。挨拶しても無視されたと感じるモンゴル力士がいるなど貴乃花親方のモンゴル力士への冷淡さを話した。

   しかし実際にどういう理由で「巡業部長を代えてほしい」というのかは分からない。暴力事件を拡大させたことへの意趣返しなら筋が通らない。

   そう言われる背景に一体何があるのか。「沈黙は金」の時期は終わった。そろそろ貴乃花親方も自分の考えをきちっと発信しないと完全に悪者扱いされてしまう。

文   モンブラン
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