北朝鮮、とうとうICBM級ミサイル完成 2カ月半ぶりに発射実験

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   北朝鮮がきょう29日(2017年11月)朝早く、大陸間弾道弾(ICBM)級のミサイルを発射したニュースが、スタジオを駆け巡った。平壌近くの平城から打ち上げられて、53分間、直線距離で約1000キロを飛び青森西250キロの海上に着水したが、4000キロを超える高度や角度などから1万3000キロ以上飛ぶことが可能という。「ワシントンまで届くというのが大きなポイントです」と伝える司会の羽鳥慎一の声も緊張した。

米本土が射程に

   前回9月15日から2カ月半ぶりの発射実験で、北朝鮮は米本土をほぼすっぽり射程に収めたことになる。米国のトランプ大統領は「米国が対処する状況だ」と語り、安倍首相と急ぎ行った電話会談で圧力強化の必要とともに強い懸念を示したという。マティス国防長官は「世界のあらゆる場所にとどく」と、脅威を強調した。

   ワシントンの山下達也記者は「米国内は警戒が広がっています。対話はさらに厳しくなり、議会内の強硬派には限定的軍事行動をいう人もいます」と話し、ソウルからは西村香織記者が、韓国軍が対ミサイル発射訓練を実施したと報告した。

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「軍事行動の選択はむしろできなくなったのではないか」

   軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は「北朝鮮は対話というより、やるぞと言い続けていた。これからもミサイル開発を着々とやるだろう」と話す。毎日新聞の鈴木琢磨氏は「虚を突かれた時間帯の発射は、自信と技術を誇示するためだ。にらみ合いが続く」と見た。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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