横綱日馬富士の暴行問題、2つの診断書の意味は? 協会聴取に暴行は認める

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   日本相撲協会は平幕貴ノ岩関への暴行問題を起こした横綱日馬富士関に対し、19日(2017年11月)初めて事情聴取を行った。日馬富士は暴行を認めたが、8時間に及んだ聴取の内容は明らかにされていない。一方、「スッキリ」は、2種類ある診断書について、その意味を専門家に尋ねた。

 

   1通は暴行があったとされる10月26日の2日後の28日、巡業先の広島市の病院によるもの。診断は「頭部割創(すり傷)」というものだった。

 

   もう1通は11月9日、やはり巡業先の福岡市の病院によるもので、先の診断書にはなかった「頭蓋底骨折、脳震盪、髄液漏の疑い」との診断が加わっていた。

 

   東京女子医大の清水俊彦客員教授によると、より重い診断書が出るのは、よくあることだという。また別の医師も「詳しい検査によって、書きくわえられるのは珍しくない」と話す。

    しかし、清水教授は「髄液漏なら1、2週間の入院は必要なので、4日で退院したのはよくわからない」と疑問を呈しながらも、「髄液漏の疑いなので、漏れていないとすれば現状に問題はない」と語った。

貴乃花親方の行動に疑問の声

 

   スタジオでは沈黙を守っている貴乃花親方の行動についても疑問の声が上がった。

 

   司会の加藤浩次「被害者はどうだったのか聞かなければならない」

 

   コメンテーターの高橋真麻(フリーアナ)「事実関係はどうか。話が散乱している」

 

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「現場に居合わせた当事者、被害届を出した人全員から話を聞かないといけない。貴乃花親方の沈黙がわからない。ビール瓶のイメージをリセットした方がいい」

   阿部祐二リポーターは「モンゴルでは日馬富士を批判したということで貴ノ岩を心配する声もある。貴乃花親方のこともあり、本当のことを言うのは厳しい状況にある」と結んだ。

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