今年(2017年)のNHK紅白歌合戦の紅組司会に有村架純が2年連続で起用されたのは、朝ドラ「ひよっこ」の好評が理由だろうが、大晦日の本番はドラマ出演者が全員顔をそろえて賑やかなことになりそうだ。
有村が演じたヒロインの矢田部みね子は奥茨城村から東京・向島のトランジスタラジオ工場に集団就職し、「乙女寮」で同じような境遇の少女たちと暮らす。工場が倒産して赤坂の洋食屋でホール係として働き始め、裏手のアパート「あかね荘」に入居しすると、ここにもさまざまな人々がいて、ときにはドタバタのような愉快な人間模様が描かれた。
佐久間由衣、島崎遥香、シシド・カフカ・・・CM引っ張りだこ
宮本信子、白石加代子、柴田理恵らのベテラン、佐久間由衣、島崎遥香、松本穂香、伊藤沙莉の若手、異色のシシド・カフカと多才な女優陣、三宅裕司、沢村一樹、佐々木蔵之介、光石研ら達者な男優が演じた下町の人情が温かかった。
「紅白では、当然、みね子応援団としてみんな登場しますよ。『ひよっこ』出演者は、佐久間由衣、島崎遥香、シシド・カフカらCMに引っ張りだこですからね。注目度も高いし、華やかなコーナーになるでしょう」(NHK関係者)
これといった大ヒット曲がなかった今年は、紅白もこうしたサイド企画で盛り上げる演出になりそう。(テレビウォッチ編集部)