「驚きました。横綱日馬富士が幕内力士へ暴行したという疑惑が浮上しています」と司会の羽鳥慎一が伝える。けさ14日(2017年11月)のスポーツニッポンが「ビール瓶で貴ノ岩を殴打 頭蓋骨骨折」の大見出しで報じている。
それによると、先月(2017年10月)26日の鳥取で行われた秋巡業後の酒席で前頭の貴ノ岩に負傷させた。その席は日馬富士が後輩のモンゴル出身力士を集めて開き、モンゴル出身の貴ノ岩も出席、その際に酒に酔って貴ノ岩に絡み、態度が気に入らないとビール瓶で思い切り殴ったという。
貴ノ岩は九州場所を休場
貴ノ岩は5日(2017年11月)から福岡市内の病院に入院、「右中頭蓋底骨折、髄液漏などの疑いで全治2週間」の診断書を提出し、九州場所を初日から休場している。
貴ノ岩の師匠、貴乃花親方は「診断書に書いてある通り、本人の体調が悪いということ」と述べたが、暴行疑惑には「ノーコメント」だった。日馬富士もいまのところ、何も語ってない。
羽鳥「この疑惑、もし事実とあれば、どう思いますか」
スタジオに出演した元テレビ朝日アナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の山崎正さんは「日馬富士はふだんはおとなしいが、カッとなりやすい。事実なら謹慎処分だけでなく、それ以上のものがあるかも知れない」
青木理(ジャーナリスト)「起きたのが10月26日なのに、相撲協会も含めてこれまで隠してきたかといわれても仕様がない。相撲協会の体質だとまた批判される」
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「暴行と出ているが、頭蓋骨骨折で髄液が流れているなら、傷害ではないか」
羽鳥「きょう中に本人および関係者からのコメントが注目されます」
貴ノ岩は若手の成長株で将来の三役候補と期待されている。きのう2日目の取組みでは貴ノ岩の弟弟子の貴景勝が日馬富士を一気に押し鬱憤を晴らすような快勝だった。