きのう13日(2017年11月)の白昼、愛媛県松山市内を乗用車が暴走、歩行者専用のアーケードの商店街を突き抜けるなどした。運転していた今治市の会社員、在間亮平容疑者(41)が道交法違反の現行犯で逮捕された。アルコールもドラッグも検知されず、生活態度はまじめそのものだったという。普通の人が突然暴発したのなら、どこでも起こりえる恐怖というしかない。
逆送、信号無視くりかえす
最初の通報は午後1時53分「車が事故して逃げた」というものだった。在間は後部座席に母親を乗せたまま警察車両に追跡されながら1時間、松山市の中心街で逆走や信号無視をくりかえした。アーケードにいた女性は「ビービービービーとクラクションを鳴らし猛スピードで、ベビーカーと親子の間を抜けていった」という。後ろから白バイが追いかけ、映画のようなカーチェイスとなった。
車は前輪がパンク、ホイールだけになり、午後2時40分に路上で止まった。在間は降りて隣の車に乗り込もうとしたが、警察官が「足足足、足押さえて」と叫びながら取り押さえた。
在間は暴走族でもアルコール中毒でもないという。30年以上前から知る近所の女性は「まじめで、いい子だった。挨拶はするし、へんな子ではない。毎日定時に帰ってきた」と話す。母親と2人暮らしで独身。親子関係は良かったそうだ。在間は警察の調べに「ストレスがたまり、自暴自棄になり、無茶な運転をしました」と供述している。
司会の加藤浩次「ストレスとは、どういったストレスなのか」
アーケード街に立つ阿部祐二リポーター「普段の運転は慎重だったのが、なぜこんなに変わったのか、豹変ぶりが焦点です」