年末の恒例となっている「ユーキャン新語流行語大賞」にノミネートされた今年の候補ワードがきのう9日(2017年11月)に発表された。まずは前人未到の29連勝を記録した将棋の藤井聡太四段の「藤井フィーバー」。その加藤に敗れた加藤一二三九段の愛称「ひふみん」。陸上の桐生祥秀が9秒98を記録してついに破った「10秒の壁」がノミネートされた。
元自民党国会議員の豊田真由子の「ちーがーうーだーろー!」、森友学園問題で問題となった「忖度」。出題される例文がすべて"うんこ"が受けて累計276万9000部の大ベストセラー「うんこ漢字ドリル」、「インスタ映え」、「ハンドスピナー」も並んでいる。 芸能界からはブルゾンちえみの決め台詞「35億」、サンシャイン池崎のネタ「空前絶後の」が選ばれた。
ノミネートされた30語を見た司会の加藤浩次「(はげている)菊地先生がいるけど言いますが、『このハゲー!』が入ってないのはおかしいですよ。調査員の『忖度』が入ってるんじゃないですか。納得いかないね」
これには菊地幸夫(弁護士)も「みんなそう思いますよ」と同意する。
街のイチオシは「35億」
「スッキリ」は500人にインタビュー調査を実施した。選ばれた上位5語は――
1位 「35億」 101票
2位 「インスタ映え」 79票
3位 「ひふみん」 73票
4位 「忖度」 53票
5位 「ちーがーうーだーろー!」 50票
近藤春菜キャスターは「(街の人は)時代をちゃんと見ている気がします」
加藤「インスタやツイッターで広がったということも関係あるのではないでしょうかね」
一方で1票も入らなかったワードがあった。小池百合子都知事の「アウフヘーベン」、オックスフォード辞典が選んだ「ポスト真実」、選挙関連の「魔の2回生」だ。
加藤は「『アウフヘーベン』なんて、しっかり考え直しましょうって言ったほうが早い」とズバリ核心を突くコメント。
水卜麻美アナ「なんでこの言葉が入ってないのかというものがありました」
「一線は超えていない」「みやぞん」「清宮幸太郎」、「香香(シャンシャン)」などだという。新語・流行語大賞は12月1日に発表される。