トランプ大統領「リメンバー・パールハーバー」の意図は? 初訪日で北朝鮮問題浮上

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   トランプ米大統領がきのう5日(2017年11月)、初めて来日した。初日はゴルフやランチ、夕食会と日程をこなして、安倍首相は「すばらしい話題も織り交ぜて、ゆっくり話ができた」としている。最も関心を集めるのは、緊張する北朝鮮問題だ。

 

   トランプ大統領は日本に向かう専用機内や来日直前のインタビューなどで意味深長な発言を繰り返してきた。北朝鮮のミサイルが日本の上空を通過したことに触れて「なぜ撃ち落さないのか。武士の国なのに理解できない」「武士の国である日本が解決に動くだろう」と、やたらと「武士」を連発した。

 

   機内でのインタビューや横田基地で行った演説では米国の軍事力を誇示、「北朝鮮がミサイルを発射したら我々はすぐに解決するだろう、グットラック」と語り、「リメンバー・パールハーバー」ともつぶやいたという。

 

   司会の羽鳥慎一「リメンバー・パールハーバーって、どういう意味ですかね」

 

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「文脈としてあっていない。反射的にしゃべっている」

 

   住田裕子(弁護士)「軍事色が表に出ているのは、北朝鮮を念頭に置いての話ではないですか」

「奇襲攻撃に注意しろ」が真意か

 

   テレビ朝日の山下達也ワシントン支局長は「反射と本能の思いつきだが、ポイントはついている」と見た。

 

   政治評論家の田崎史郎氏は「奇襲攻撃に気をつけるということでは。銀座の夕食会のときに北朝鮮問題でつっこんだ話をしたらしい」と推測する。山下支局長は「すり合わせはしたと思います。今は偶発的な衝突がいちばん怖い」。

 

   米議会に出された報告書では、朝鮮半島で有事となれば、核兵器を使わなくても初日だけで犠牲者30万人、国境付近で2500万人が被害を受けるとの観測もあるそうだ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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