10代20代が支持する与党 安定求め、野党に厳しい目

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   「今回の選挙結果について世代間に差があることが分かりました」と司会の羽鳥慎一が伝えた。宇賀なつみアナがけさ(2017年10月25日)の各紙を説明する。

   読売新聞によると、与野党の議席について40代以上は「野党はもっと議席を取った方がよかった」が5割から6割と多数を占めたのに対し、18歳から29歳は「ちょうどよい」が6割を超えた。

   毎日新聞には若者の意見について「10代  野党に厳しい目」という見出しで「理念や政策の違う政党に合流できる政治家が何を考えているのか分からない」(男子大学生、19歳)、「不安定な新党より安定を求めて与党に入れる考えが強かった」(男子大学生、19歳)という声を載せている。

羽鳥「10代の有権者の声、いかがですか」

   政治評論家の田崎史郎氏は「今の若者たちは小・中学生のときに民主党政権を見ていたわけですね。自分で見聞きしたり、親の影響を受けたり、民主党はおかしいなという原体験があったと思います。もうひとつは、若い人の就職率がいま非常にいいので、ある程度満たされている、不安定な政権に戻るよりいいんじゃないか、という気持ちがあると思います」と分析する。

羽鳥「安定を自民党に求めたということですね。野党の戦い方にも厳しい目を向けているようですが」

リスク恐れ守りに入る若者

   テレビ朝日政治部野党キャップの白川昌見は「やはり安定志向が強いと思います。すごく満足しているかというと、決してそうではないが、生活が急に変わっては困る、リスクを恐れ守りに入っていると思いますね」と解説した

浜田敬子(前アエラ編集長)「若い人を取材しましたが、立憲民主党をあえて支持した人は、今は就職もいいが、将来的には格差が広がっていると実感しているという人もいました」

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「若者はいつの時代も、どこの国でも新しく変えていこうという傾向がありますが、それをみても非常に保守的ですね。いまの生活が悪くないと思っているんですよね。若者だけでなく、あらゆる世代を含めて、それこそ戦後保守なんですね」

   野党再編の騒ぎ、どう見られているのか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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