富士山で23日遅れの初冠雪 南海上でまた台風のタマゴが発生

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   北海道沖で温帯低気圧に変わった超大型の台風21号は、紀伊半島を中心に河川の氾濫や土砂災害など爪痕を残した。また21号が引き込んだ寒気で、23日(2017年10月)の札幌では例年よりも5日早い初雪を観測。富士山では例年より23日遅い初冠雪が見られた。

   一方、台風一過で今週は全国的に秋晴れが続きそうだが、フィリピンの東海上でまた台風のタマゴが発生し21号台風と同じコースをたどる可能性が心配されている。

   台風21号が48時間にもたらした雨量は、和歌山・新宮市では888.5ミリと月間の雨量の約3倍の量だった。三重・尾鷲市では795.5ミリ、同・御浜町では649.5ミリを記録し、この豪雨で各地に被害をもたらした。その一例を挙げると。

   ・大阪・岸和田市では土砂崩れが発生し、土砂が道路を塞ぎ、流れ込んだ雨水で水没した車の中から68歳の女性の遺体が発見された。

   ・和歌山・紀の川市では市内を流れる紀の川支流が氾濫し、住宅や田畑が冠水。土砂崩れも発生し、がれきに挟まれた男性1人の死亡が確認された。

   ・東京・大田区でも多摩川が増水し、中州に取り残された男女9人が救助された。

   気象庁では、土壌の中に水分が大量に含まれており、引き続き土砂災害に対する警戒が必要と呼びかけている。

21号台風と同じコースか

   ところが、フィリピン沖の海上で発生した台風のタマゴは、21号台風と同じ場所で、同じコースをたどることが予想されるという。

   天達予報士は「進路について現在のところ予測できないために気象庁は今週末も晴れを予報しているが、同じコースをたどり今週末ごろ日本に接近する可能性もあり注意が必要」という。

   小倉智昭(キャスター)「週末の予報は晴れのマークになっており、アウトドアで何かやりたいと思っても、ここのところ全然できないですね」と溜まるいっぽうのストレスに嘆いた。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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