「これからどう変わっていくのでしょうか」と、司会の羽鳥慎一が総選挙後の政治を取り上げた。自民党が大勝して、単独過半数を確保。分裂した野党は立憲民主党が躍進し、希望の党はさっぱり伸びなかった。これをどうとらえるかが話題になった。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「新党が2つできる異例の選挙で、情勢がどんどん変わった」という。
テレビ朝日政治部の細川隆三デスクが「野党がこけちゃった。野党第一党が50議席そこそこで、こんなことはなかった。長い目で野党を見ていきたい」と問題提起する。角谷氏は「野党が弱すぎた。再々編の入口に立ったということではないか」と位置付けた。
羽鳥「これから野党はどうなるのか」
政界再編の可能性は?
希望の党代表の小池百合子都知事は出張先のパリで「完敗でした。心から反省したい」と述べた。民進党の一部を「排除」する方針がマイナスに響いたことを「排除の2文字が歩いてしまった」と認めながら、今後も責任を持っていくとしている。
民進党代表の前原誠司氏は「希望の党に合流するのは見直さないといけない」といいつつ、自分自身は合流の意向をちらつかせる。どうなっているのか、すっきりしない。
立憲民主党の枝野幸男代表はこうした合流問題に対して「永田町の数合わせには参加しない。自分たちの姿勢を貫く」と、一線を画する姿勢を強調している。
角谷氏は、与党をふくめた政界再編の可能性まで指摘して「来年の自民党総裁選までにまだ紆余曲折があるのではないか」と予想する。
羽鳥「自民党内にも、けっして安倍政権が信任されたわけではなく、野党分裂のおかげだという人がいます」