22日(2017年10月)の投票を前に、情勢はどうやら与党に大きく傾いているとの予測。とはいえ、投票率がアップすれば、という期待が常にある。そこで「ビビット」は、前回衆院選は最低だった各県別の投票率を分析してみた。
総選挙の投票率はどんどん下がっていて、前回2014年は戦後最低の52.66%だった。都道府県別で見ると、1位は島根県で59.24%、以下山梨59.18%、山形59.15%がベスト3。島根は衆院選16回連続1位だ。
逆にワーストは、47位青森46.83%、以下徳島47.22%、富山47.46%となっている。青森は衆院選では、2回連続最下位だが、昨年の参院選では27位にアップしていた。何があった?
島根には投票率アップ作戦があった。人口比で投票所が多い。近所付き合いが濃密で、選挙に行かないと気まずいとか、真面目な県民性とかの他に、島根では、過疎地域を車で回る「移動期日前投票所」を実施していた。今回も、2日間で50人以上が利用していた。
一方青森県は何をやったか。高齢者のために無料タクシーの送迎をやった。子供連れでも来られるように、投票所に遊び場を設けた。さらに、地元「青い森鉄道」が投票を呼びかけるラッピング列車を走らせた。これがランクアップの秘密だった。
前回の投票率を年齢で見ると、60代が68.38%と一番高く、年齢が下がるにつれて投票率も下がり、20代は32.58%と最低。今回は10代が加わるが、参院選で見ると、18歳も19歳も平均を下回っていた。つまり見通しは暗い?
「センキョ割」を検討
そこで今考えられているのは「センキョ割」と呼ばれるご褒美だ。投票後に投票所の看板などを写し込んだ自撮り写真や、「投票済み証」を持っていくと、全国500店舗以上の協力店で無料や割引サービスがもらえるというもの。
例えば、東京だと、ステーキ半額、埼玉では銭湯で半額・新聞朝刊プレゼント、静岡では書店で中古1冊プレゼント、静岡のレンタカーが最初の1時間無料などなど。投票後2週間まで利用可、年齢制限なし。
司会の国分太一「いろいろ努力してるんだと思いますが、どうです?」
カンニング竹山(お笑い芸人)「本来なら、なんかもらえるから投票に行くというのは、あんまりいいことじゃない。メディアがもっと動かないといけない。ひとつ、コンビニを活用する手もあると思う」
堀尾正明アナ「公選法では、投票所の数に制限はないんだけど、必ず立会人がいないといけない。人員の確保が難しい」
国分「若い人たちに免疫がなかったりして、年寄りも下がったら、どうしたらいいですかね」
堀尾「もっと啓蒙しないといけない」
雪野智世アナ「学校教育でもっと。政治教育じゃなくて、権利があるんだということを教える」
やっぱりそこだ。