司会の真矢ミキが「あなたのクレジットカードは大丈夫ですか」と聞く。使ってもいない請求が紛れ込んでいることが多いという。街で聞いてみると、「ネットのサイトで10万円ぐらい使われてた」(20代女性)、「覚えのないサイトから請求がきた」(20代男性)、「覚えのない電化製品の請求が20万円きたことがある」(50代男性)など、たしかに被害は広がっているようだ。
日本クレジット協会によると、不正使用被害は今年1月(2017年)~6月で118億円にものぼる。昨年同期の1.5倍。このままいくと年間で200億円を超えるという。
海保知里アナも被害「細々と20回以上もあって35万円」
元TBSアナウンサーの海保知里も被害にあっていた。「合計35万円。とにかく信じられません」と驚く。6月に不審な請求に気づいた。「9799円」という覚えのない金額が20回以上も並んでいたのだ。「個人情報が漏れているんだと怖くなりました。これが細々と、あるいは1回だけだったら気付かないですよ」という。
海保はカード会社に連絡し、内容のチェックを求められた。自動車税の支払い、プレステ4のネット購入、映画の入場料まであった。いずれも使った覚えはない。交渉は3か月かかったが、35万円のうち30万円は保険が適用になった。プレステの5万円は買ってないという証明ができず、解決していないという。
カード被害というと、高額商品の購入や海外でのケースがほとんどだったが、新たな手口として少額の決済を長期間にわたって続ける手口が増えている。少額だと気付きにくいからだ。
カードのパスワード設定で自衛
どうしてカードの情報は盗まれてしまうのか。ITジャーナリストの三上洋さんによると、カードに記載された「16けたのカード番号」「氏名」「有効期限」「裏面に記載されたセキュリティーコード」の4つがわかれば、他人のカードでネットショッピングを利用できるのだという。
「決済の時にカードを店員さんに渡すでしょ。そこでカードの裏表を写真に撮られたらアウトなんです。支払いの時もカードは手元から離さず、目の前で決済させることが原則です」
テリー伊藤(タレント)「(店員がカードを持っていくのは)普通にありますよ。レストランのテーブルで払う時なんか」
偽サイトへ誘導してクレジット情報を入力させる手口もある。「メンバーシップが保留になってる」とか「請求書の確認」とかさまざまな偽メールが使われる。
真矢「大手のロゴがちゃんと入っていて、説得力があるんですよね」
司会の国分太一「明細って、見てますか」
堀尾正明キャスター「全然見てないですね」
テリー伊藤「中華料理屋さんでやられたことがあるけど、明細見ないから、2か月も3か月も経ってわかった」
吉田明世アナ「より安全にするには、5つ目のカギとして、パスワードを設定することということでした」
カードは性悪説に立って使えということだ。