韓国軍が北朝鮮からハッキング攻撃をかけられ、大量の情報が流出していた。きのう10日(2017年10月)に韓国国防省が明らかにしたが、詳しい内容は「軍事保安上話せない」としている。
韓国の国会議員によると、昨年(2016年)10月のことで、A4用紙で1500万ページ分。中には2015年に作られた有事の作戦計画があり、軍事機密に指定された295件もふくむという。金正恩委員長に対する斬首作戦にかかわる資料もあるそうだ。
司会の加藤浩次「北朝鮮のハッキング能力が韓国側の防御能力を上回っていたということですか」
海上自衛隊出身で笹川平和財団の小原凡司・上席研究員は「個人的スキルでも、中に入って見る程度の能力はある。100%完璧に防御することはできず、いかに早く回復できるかが問題だ。北朝鮮のハッキングがどのレベルだったかはわからないが、データが新しく作り直されたから、ダメージは大きくなかったのではないか」と語る。
米韓の連携にも影響?
ただ、米韓関係には暗雲だ。米国が韓国の情報保全能力に疑問符をつけると、十分な情報提供をできなくなり、その面で影響する可能性はある。
加藤「斬首作戦はこの前出てきたけど、2015年からあった?」
小原研究員「ありとあらゆる可能性を考える中にあったということです」
北朝鮮がどんな行動に出るか。18日(2017年10月)の中国共産党大会あたりが今、心配されている。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト