来春のスギ花粉は多いか少ないか? 正反対の日本気象協会とウェザーニューズの予想

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   来年春のスギ花粉は多いか少ないか。気象予報の民間大手、日本気象協会とウェザーニューズの予想が「まっこうから対立しています」と水卜麻美アナが伝えた。こんなことは初めてだそうだが、どちらにも根拠があるというのだから、花粉症の人は「なんで?」「どちらを信じていいのか」と言いたくもなる。

   今月(2017年10月)発表された予想は、日本気象協会が「多い」で、東北から近畿までの広い範囲でスギ花粉が増え、とくに関東地方は前年の2倍になるという。ウェザーニューズは「少ない」で、四国や近畿で減り、とくに関東は半分以下の地域もあると見た。

夏の暑さ、どう評価

   根拠は「今年(2017年)7月が全国的に高温のため、花の成長が盛んで、花粉も増えた」(日本気象協会)、「夏前半は猛暑だったが、8月に一転して雨が多かったため、花はさほど成長しなかった」(ウェザーニューズ)という。両社の担当者はそれぞれ「自信がある」「データに基づいている」と強調している。

水卜「うーん、こんなこともあるんですね」

   30年以上スギ花粉を研究している佐橋紀男さんは「たしかに7月の暑さで花は成長したので花粉が多めの傾向はあるが、日本気象協会がいうように東京で2倍まではいかない」と話す。

司会の加藤浩次「ちょうど間ということですねえ。来年にならないとわからないのかなあ」

   両社とも年内にもう一度、予想を発表する予定。来年1月には東京都も予想を発表する。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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