おはぎ人気1日2万5000個・年商2億円!わざわざ買いに来る町はずれの小さなスーパー

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   仙台市内から車で約30分の秋保温泉に、おはぎだけで年商2億円という小さなスーパーがある。リポーターの中山美香とスーパーマーケット研究家の菅原佳己さんがその「さいち」に出かけた。店の棚におはぎがギッシリ並び、1日約600パックが売り切れてしまう。買ってすぐに店の前で食べるお客さんもいるほどの人気だ。種類は、あんこ、きなこ、黒ゴマの3つ。1日2万5000個売れたこともある。

   36年前にお客さんのリクエストにこたえて手作り・販売したのが始まりで、おはぎ担当の加藤琢磨さんが、毎朝、社長からあんこの味のチェックを受けてから調理している。

   司会の加藤浩次が水卜麻美キャスターはおはぎ好きだとバラす。「そうなんです」と、試食が出てくるのを期待したが、「用意してないんです」(近藤春菜キャスター)でがっかり。

惣菜・弁当も廃棄ゼロ!全国から同業者が視察

   「さいち」が注目されているのはおはぎの人気だけではない。全国から同業者が次々と視察に来る。菅原さんによると、「とにかくお惣菜・お弁当がすごい」のだそうだ。エビフライ巻き、カレーのルーだけ、海鮮丼、ちらし寿司、サンドイッチなど100種類にも及ぶ総菜、弁当が売られているのだが、毎日売り切れで、廃棄率がゼロなのである。同業者はその秘密を聞きに来る。

   実は、売り場のすぐ裏に20坪の調理場があって、売れ行きを見ながら量を調節している。メニューも「お客さんから、あしたあれ作ってと言われて品数を増やしていった」(菅原さん)。これなら売れ残らないのも納得である。

   かつてはどこの町にも、こういう店はあった。復活してくれれば便利なのになあ。

文   バルバス| 似顔絵 池田マコト
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