「希望の党の候補者調整で大混乱が起きています」と司会の羽鳥慎一が報告した。公認と排除、二つのリストがあるとの情報が政界を駆けめぐる。小池百合子都知事が率いる希望の党からは安保法制に反対した民進党幹部に刺客を送る動きまであるそうだから、本当ならそこまでやるのかという話だ。
民進党の前原誠司代表は出馬予定者230人を希望の党から全員公認されるように求めると説明していたが、小池氏は「全員公認する気はさらさらありません」と発言、食い違いを見せている。
希望の党一次公認リストに55人
きょう(2017年10月1日)にも発表される希望の党の一次公認リストには55人の名前があり、小池氏の元秘書や政治塾の参加者、民進党離党者もいるといわれる。
もう一つ「排除」リストの存在もささやかれる。民進党議員の過去の言動からABCのランクづけされ、さらに小池氏の評価によってはAからCにされることもあるとかないとか?
排除対象者の中には菅元首相や岡田元代表、安住代表代行、長妻選対委員長といった民進党の顔だった人もいるという。この人たちを入れることで「第二民進党にしてはいけない」が排除の理由だそうだ。「モーニングショー」がスタジオに用意したパネルが象徴的だった。蜘蛛の糸を上る民進党議員たちに、選別の門があり、その上では小池氏がハサミをもって待ち構える。
玉川徹(テレビ朝日解説委員)「これでは第二民進党にならないかもしれないが、第二自民党になるかもしれない」
これに対して、民進党内からは「私はいかない」「新しい党をつくる選択もある」「リベラルの結集が必要だ」といった声が出始めた。
政治評論家の田崎史郎氏は「元自民党の小池さんや若狭さんが民進党議員を査定する悲しい現実」を指摘した。それでもう「自民党は希望の党を恐れてはいない」という。
小池氏を中心に改革と政権交代を問う選挙はどこへ行ったのか。