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電撃引退が大きな話題に

   ところでアムラーこと安室奈美恵(40)の電撃引退が大きな話題になっている。誕生日の9月20日、公式サイトで1年後に引退することを発表した。

   安室を知らない私のような読者のために週刊朝日から彼女の経歴を紹介しよう。

   「沖縄出身の安室は1992年にダンスグループ『SUPER MONKEY'S』(スーパーモンキーズ)の一員としてメジャーデビューし、その後ソロになって大ブレイク。

   『小室サウンド』と呼ばれた小室哲哉プロデュースの音楽のブームにも乗り、ミリオンヒットシングルは5作品を数える」

   朝日でコラムニストの中森明夫はこういう。

   「彼女の大活躍によって、沖縄から多くのスターが生まれました。同じ沖縄アクターズスクールから出たSPEEDはもちろん、仲間由紀恵さんや満島ひかりさんなどの活躍も、安室さんがいなければなかったのではないでしょうか。(中略)

   キャンディーズが人気絶頂時に『普通の女の子に戻りたい』と言って解散し、山口百恵さんが結婚を機にすっぱり引退した。でも安室さんは20歳で結婚して母親になりましたが、引退せず"アイドル"という枠組みから"アーティスト"へと変貌して帰ってきたんです」

   1年の休業を経て復帰しても人気は衰えなかった。

   だが、私には、安室はアイドルとしての華やかな面よりも、悲劇の女というイメージが強い。

   20歳で15歳年上のダンサーSAMとのできちゃった婚。子供をもうけたその直後に悲劇が彼女を襲う。母親が再婚した夫の弟の車によって轢き殺されてしまうのだ。

   「当時は安室の収入で、辰信・恵美子夫妻の生活も潤っていた。それを間近で見ていた弟が、逆恨みして、犯行に及んだんです。昼間、車で待ち伏せしていた弟が、道の真ん中にいた恵美子さんに猛スピードでぶつかり、さらに引き返して轢いた。弟はそのまま車で走り去り、間もなく自殺しました」(芸能ジャーナリスト・二田一比古=週刊文春)

   その後SAMと離婚し、NHKの紅白などの出演も控えるようになる。

   そして、親代わりだったライジングプロ・平哲夫社長に、「奴隷契約だからやめたい。独立したい」といい出し、14年には個人事務所を立ち上げる。

   離婚後、1人で子供を育て、その子供はもうすぐ20歳になるというが、安室の40年の人生は順風満帆ではなかった。

   引退の理由はいろいろ囁かれている。再婚を考えている、体の衰えが目に見えてきたなどがあるようだ。

   アイドルという仕事は決して素晴らしいものではないと、私は思う。ましてや40までアイドルを続ける苦労は並大抵ではないだろう。

   キャンディーズと同じように「普通のおばさん」になりたいのではないか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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