新党「希望の党」の小池代表が27日(2017年9月)朝、結党会見を行い「日本をリセットするために希望の党を立ち上げた」と宣言した。一方、新党結党で前原誠司・民進党代表は26日、小池代表と協議し連携を求めるなど大慌てだ。
9時半過ぎから始まった結党会見には民進党離脱組など国会議員13人が同席。会見冒頭で小池知事は次のように述べた。
「しがらみのない政治、そして大胆な改革を築いていく新しい政治、日本をリセットするために『希望の党』を立ち上げます。リセットするからこそしがらみがない。いえ、しがらみがないからリセットできる。
今リセットしなければ国際間競争、日本の安全保障等々十分守り切れない。そんな危機感を共有する仲間が集まりました。今日から希望の党はスタートします」
安倍政権に代わって日本をリセットするとも受け取れる意気込みようだが、この新党旗揚げに大慌てなのが民進党。
民進党は連携求めるが
番組が伝えた新聞情報によると、前原誠司・民進党代表は26日小池代表と会談し「希望の党」との連携を打診した。また前原代表は自由党の小沢代表とも会談し、野党再編の必要性を訴えたという。
しかし小池代表側は民進党丸ごとの連携は否定しており、新党関係者は「民進党を離党したうえで新党に参加するのが条件」と話している。
番組にゲスト出演したテレビ朝日政治部の細川隆三デスクは「自由党は良いとして、小池さんにしてみれば、民進党に解党を求めているのだと思う。それを民進党はできるかどうか前原さんはやろうとしているかもしれないが、反対している人もいる」と分析している。