「二足のわらじ」知事はたくさんいた! 小池都知事に都議会から批判の声

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   「東京都知事」と「新党の代表」の「二足のわらじ」は可能なのか。きのう26日(2017年9月)、東京都議会代表質問で「希望の党」の代表に就任した小池百合子知事に対し、厳しい批判が出された。

   都議会自民党幹事長は「知事の思いがこの瞬間も別のところにあるのではないか」と疑問を投げかけ、公明党都議は「都政を踏み台にするかのような報道があることは非常に残念」と不満をぶつけた。だが、小池氏は余裕があるのか、笑みをこぼすような場面もあった。

   過去にも知事と代表の「二足のわらじ」を経験した知事がいる。元長野県知事の田中康夫氏は知事中(2000年~06年)の05年に「新党日本」を設立し代表に就任したが、知事選で落選したため、「二足のわらじ」は11カ月だった。

   田中氏は「意識を持った方なら、二足のわらじであろうと三足のわらじであろうと、むしろ、そこを突破していく必要があると思います」と話し、小池氏については「まだ知事になって1年ですよね。豊洲の問題もオリンピックも、まだ具体的な成果がみえていない。自分の功名心ではなく、都民と国民の利益のための手段として使っていただきたい」と注文を付けた。

橋下徹氏は「プライベートの時間で」

   元大阪府知事(前大阪市長)で旧「おおさか維新の会」前代表の橋下徹氏は二足のわらじについて「プライベートな時間を削って国政のことをやればいいだけの話だ」とクールに述べている。

   ほかに滋賀県知事だった嘉戸由紀子氏は「日本未来の党」代表に就任したが、衆院選で惨敗したため2カ月で終わった。大阪府知事の松井一郎知事は「日本維新の会」代表として現在1年10カ月で継続中。

   さて、小池氏はどうか。流通経済大学教授の龍崎孝氏は「本来なら出るべきではない。しかし、希望の党を勝たせるためには、自ら衆院議に出て先頭にたって訴えることですね」と語る

   司会の国分太一「代表だけでなく、出馬することですか」

   龍崎「最大のインパクトにはもう一つ、踏み込むことが必要です」

   「二足のわらじ」を履き捨てて、自ら出馬することになるのだろうか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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