公明党の長沢広明復興副大臣、スピード辞職 スキャンダル報じる週刊誌の発売2日前

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   解散直前にまた政治家のスキャンダルが起きた。今度は公明党の長沢広明復興副大臣(59)だ。家族と秘書以外は泊まれない議員宿舎に知人女性を宿泊させた責任を取って、離党し議員を辞職した。明日(2017年9月28日)発売の「週刊文春」に掲載されることがきっかけだが、発売2日前に辞職するのは珍しい。解散の影響を少なくするためにスピード辞職になったようだ。

   長沢氏はきのう26日(2017年9月)午後1時半、参院会館で記者会見し今年5月(2017年)ごろ、女性を複数回、宿泊させカードキーを貸与していたと認め、謝罪した。実はその3時間前の午前10時半ごろ、公明党本部で山口那津男代表が会見し「我が党の長沢参議院議員から離党の申し出がありました」と明らかにした。

   その時点では、上司の吉野正芳復興相も知らなかった。報道陣に聞かれ「ええっ?」と驚いていた。

公明党はイメージ守りたかった

   長沢氏は妻と1男2女の5人家族。東日本大震災直後に公明党の震災復興本部副本部長になり、昨年8月(2016年)に復興副大臣に就任した。辞職会見で被災地・福島の地元記者から「(復興大臣ら関係者の中には)おんぶされる政務官、暴言を吐いた大臣・・・これで何人目ですか」と詰問され、泣きたいような顔をしていた。

   司会の国分太一「速い決断でしたが、明日、解散といわれていますが」

   堀尾正明アナ「まず先に大臣に報告するのに、吉野大臣、ええっ? と驚いていましたよね。公明党がこれほど異例のスピード処理をしたのは、党としての清新なイメージを守りたかったのでしょうね」

   流通経済大教授の龍崎孝氏「支持母体の活動の中心は女性の方が多いんです。そういう意味でも、急ぐ理由がありました」

   「やだね! 今の議員さんは。もうやだ!本気で被災地のこと考えてないんですよ」「復興とか、そういうことを分かっているのか」。福島駅で聞いたところ、みんな、そう怒っていた。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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