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松山英樹と参謀キャディー確執・・・婚約・結婚も明かさぬ秘密主義ですきま風

   このところアサ芸が面白い。米ゴルフのクライマックス「フェデックスカッププレーオフ」が始まった。年間王者を狙う松山英樹に期待が集まるが、出だしはよくない。

   このところ調子の上がらない松山だが、その裏に、参謀といわれる進藤大輔(38)キャディとの深刻なトラブルがあるというのだ。2人は一緒に暮らしているそうだが、進藤もやはり日本に奥さんと子供を残しての単身赴任だ。日本に帰りたいという気持ちが進藤にあるようだが、それに加えて松山の秘密主義があるという。先日の婚約・結婚発表も、東北福祉大の恩師にだけしか報告していなかった。

   松山は契約しているメーカー以外のドライバーなどを使うことで知られる。他社のエンブレムを黒く塗りつぶし、その部分がテレビに映らないよう注意をして松山に渡すのだが、そうしたことも重荷になっているとスポーツライターが話している。

   ゴルファーとキャディとは一心同体。なかでもワトソンと彼のバックを担ぎ続けたキャディ、ブルースとの友情は有名だ。「天国のキャディ」(日本経済新聞社)によれば、2003年の全米オープン最終日、最終18番ホールでゴルフ史上に残る出来事があった。

   観客全員がブルースに拍手喝采したのである。30年間ワトソンの専属キャディを務めてきた彼が、治療不能の難病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症し、がりがりに痩せてバッグを担ぐのもやっとだった。この試合が彼の最後の大会になるのは誰の目にも明らかだった。

   松山がさらなる上を目指すなら、キャディを大事にするべきであろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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