次の総選挙は来月(2107年10月)にも行われる模様だ。降って湧いたような選挙がどんな影響をするか。「ビビット」は不倫疑惑が報じられた2人の議員の地元を取材した。
「やめるべきだと思う。子どもをないがしろにしている」(40代女性)、「女になりたいのなら、そっちへ行ってください」(20代女性)、「離党だけじゃ済まされない」(80代女性)、「無所属になっても入れます。あの人の人格がいいから」(80代女性)
ともに離党した山尾議員、中川議員
不倫疑惑が報じられ、民進党を離党した山尾志桜里議員(43)の地元の愛知県尾張旭市の有権者たちの声だ。事務所を訪れると本人は不在だったが、秘書は「解散・総選挙になれば無所属で出馬する予定」という。
「ビビット」が15人に聞いてみると、13人が否定的だった。これまで支持していた20人も、これからも支持7人、不支持12人、どちらでもないが1人。
次は広島県東広島市。「お父さんの親の七光りで出たのに、あんな大きな問題を起こして。バカじゃのう」(50代女性)、「ありえないよ」(40代男性)、「心を入れ替えて頑張ってほしい」(30代男性)。
不倫相手とハワイで結婚式をあげたという写真が掲載され、自民党を離党した中川俊直議員(47)の選挙区の有権者たちだ。
事務所に行って見ると、ことし7月(2017年)には妻と一緒に謝罪していたが、この日は人の気配がなかった。中川議員は短髪姿で「生き恥をさらしても身を粉にして働きたい」と続投を表明していた。選挙が目の前になってきたが、10人中8人が厳しい意見だった。
この2人以外にも失言やトラブルも起こした議員がいる。
司会の国分太一「与野党ともスキャンダルが多いですね」
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「昔は人の噂も75日といっていましたが、今はネットがあるので、過去のこともすぐ取り出せることができます。消せない過去があるので、それをよく見て、決めるのは有権者です」と語る。
それだけ有権者の責任が重くなったわけだ。