むしろマイナスになったか謝罪会見 豊田真由子衆院議員「一般社会はできない人」

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   元秘書への暴言・暴行問題で自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)がきのう18日(2017年9月)、3カ月ぶりに姿を見せ埼玉県新座市で支援者へ説明会のあと記者会見した。

   豊田氏は髪をショートに、スーツも黒、口紅も薄いピンクで現れ、何度も頭を下げ時に涙を流した。

   「ハゲー」の暴言については「音声を聞くたびに茫然として、どうしてこんなことを言ったのだろうか。いくらパニックになったとはいえ、あんなことは言ってはいけない」と謝罪しながら「叱責したのは初めてのことでした。睡眠時間がなく、激務でトラブルが生じていました」と釈明した。

元秘書は納得せず

   暴行については「大きな暴行は明らかに違う」と否定した。この様子を見た元秘書は「納得はいかない。謝罪の会見の印象はない。自分に都合よく、ごまかし反省しているようには感じられない」と反論した。

   豊田氏は超名門校の中高一貫校から東大へ入り、厚生労働省に入省。絵を描いたようなエリートコースを進み、国会議員のバッジを手にした。子どものころの知人は「リーダーになりたい。人に負けたくない」が口癖で、ひたすら勉強していたという。議員になっても、いつも完璧主義で、自分ができることを部下にも要求した。それが暴言・暴行の背景にあると見られる。

   豊田氏自身、今回の反省点について、次のように言っている。「なんでも完璧にやらねばと思っていた。厚労省ではみんなチーム一丸でやる気があった。しかし、そのまま適用したのがいけなかった。一般社会は同じようにはできなかった。適性を見極めてケアをするべきだった」。

倉田真由美(漫画家)「すごいですよね、これ。何が言いたいかというと、一般社会はできない人だということを言いたいだけなのでしょ」

堀尾正明アナ「厚労省が出しているパワーハラスメントを見たことがあるんでしょうか」

   会見に出たリポーターの上路雪江は「本人は謝罪会見といっていましたが、自己保身の釈明会見だったと思いました」と批判した。

   政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「秘書を道具と思っているから、こういうことになるんです」と切り捨てた。

   1時間半の記者会見、プラスだったのか、むしろマイナスだったのか。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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