スイス大統領が北朝鮮との仲介役引き受けると表明 金正恩委員長は留学経験あるが、未知数との見方

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   新たなICBM(大陸間弾道ミサイル)を準備しているとして、緊迫の度が高まっている北朝鮮情勢。スイスのロイトハルト大統領が、仲介する準備があることを明らかにした。

   韓国の国家情報院は5日(2017年9月)、「北朝鮮は早ければ今週9日の建国記念日の前後にICBMを米アラスカ州近くの海域に落とす可能性が大きい」という分析結果を公表した。韓国KBSテレビも同日、ICBMとみられるミサイルが平壌から東へ移動する姿を捉えたと報じた。

   こうして緊迫の度が高まるなかで、ロイトハルト大統領は5日行った記者会見で、「スウェーデンと共に秘密裏に協力する用意がある。我々は仲介する準備がある」と提案した。

   北朝鮮の金正恩委員長は2000年前後にスイスに留学した経験がある。またスウェーデンは1973年にヨーロッパの西側諸国で初めて北朝鮮と国交を結んでおり、そうした縁から仲介役を買って出たものとみられる。

アメリカとの交渉望む北朝鮮

   スタジオでは、浜田敬子(ビジネスインサイダージャパン統括編集長)が「国として近いというだけで今の金委員長を相手にどうなのか? 親近感があるとしてもアメリカと交渉したいとの思いが強い。『仲介役』と言ってもアメリカ側、トランプ政権にどこまで影響力を行使できるのか、ちょっと未知数だ」。

玉川徹(テレビ朝日解説委員)は「スイスはずっと永世中立国。スウェーデンも第二次世界大戦の時に中立国だった。どこにも組みしない、そういう歴史があるので、それを踏まえたうえでスイスの大統領が『仲介役』になると話したのではないか」。

   果たして交渉役として対話の入り口になるのかどうか、確かに未知数だ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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