「北朝鮮の巧妙な外貨獲得手段にせまりました」と、キャスターの菊川怜が伝えた。水爆実験までした北朝鮮の資金源はどこにあるのか。
米国は国連安保理事会で「もううんざりだ」(ヘイリー国連大使)と北朝鮮への石油輸出禁止を11日(2017年9月)に採択したい考えだが、中国はこれまで通りの慎重姿勢だ。
先月(2017年8月)からは、すでに北朝鮮の外貨獲得手段である石炭や海産物の取引禁止が国連で決議されたはずだ。ところが、問題は中朝国境での密輸だ。国境に近い延吉市などでは北朝鮮のカニが生け簀で売られ、高麗ニンジンやノリ、珍味も出回っている。
タイのバンコクでは北朝鮮系のレストランに日本人、韓国人、地元タイ人客の姿があった。 20代の北朝鮮の女性がきらびやかな衣装で接客し、ステージで日本のヒット曲を日本語で歌う映像もある。
これがあの手この手の外貨稼ぎだと「とくダネ!」はとり上げたが、出たのはこれだけ。これまで指摘されてきた覚せい剤やニセ札といった非合法の犯罪行為にも触れず、あまりの材料不足で中途半端以前のレベルに終わった。
朝鮮半島有事で日本に起きること
司会の小倉智昭「朝鮮半島で何か起こったら、日本は非常に影響を受ける」
ニュースデスクの笠井信輔は、官邸で「北風」とよぶ想定事態に触れた。
日本国内の繁華街やイベント会場でのテロ、在日米軍基地への攻撃、在韓邦人の脱出問題、さらに中国軍が尖閣諸島に侵攻する可能性も懸念されているという。在日米軍が自衛隊を助けるどころではなくなるためだ。
こんな危険を避けるためにも、北朝鮮の資金源を遮断し、資金があっても石油や軍事物資の禁輸で使えないようにすることが求められている。