二度目の引退決めたテニスの伊達公子さん ジャパン女子オープンが最後の舞台に

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   日本の女子テニスのレジェンド、伊達公子さん(46)が昨日28日(2017年8月)、ブログで「再チャレンジにピリオドを打つ決断を致しました」と、二度目の引退を表明した。9月11日からのジャパン女子オープンが最後の舞台となる。

   1989年、高校卒業と同時にプロに転向。コートにはねた球が上がりきる前に打つ「ライジング・ショット」を武器に世界の強豪と渡り合い、ついたあだ名が「ライジング・サン」。95年には世界ランキング4位にまでなったが、26歳の96年9月、突然引退した。「今が限界の時じゃないかと事前に考えるようになりました」

   ところがその11年後、37歳で現役復帰を宣言。2013年のウィンブルドンでは、最年長で3回戦進出を果たすなど、数々の最年長記録を更新した。しかし近年、肩やひざの痛みに苦しみ、昨年(2016年)5月には左ひざを手術して、実戦から遠ざかっていた。 

   引退の報に、「スッキリ!」のコメンテーター杉山愛さんは、「長いことお疲れ様でした」とコメントした。伊達さんとは、かつてダブルスを組んだこともある。その凄さを「日本人もできるんだという可能性を開いてくれた選手の一人。そういう意味では、感謝してもしきれない」と言った。

「ゴールわからない」と伊達さん

   杉山さんは2カ月前、直接会う機会があったという。「今は、何がゴールですか? と聞いたら、『うーん、わかんないんだよ』と、ご本人もあっけらかんと言われていたんで、結果が目標ではなくて、自分自身の中で納得した形というか、やりきることがすごく重要なんだなというのは、話を聞いていて思った」と。

   これを伝えた岩本乃蒼アナは、若いウエンツ瑛士に話を振った。

   ウエンツは「26歳の時に限界を感じて引退しながら、11年後の復活で、結果云々じゃなくて、自分自身が納得するまで大好きなテニスをやる。その心はテニスの最中にも見えましたし、ここ何年かは経験でやるテニスというのを見せてもらった」という。

   司会の加藤浩次はもう手放しだ。「もうすごいよ。その言葉に尽きると思う。一回切れた気持ちを、もう一度復活して、好きだからやりたいんだという気持ち、僕は拍手を送りたいですね」

   現役最後となるジャパン女子オープンは、9月11日から。レジェンドを一目見たいと会場は人で埋まるかも。できるだけ勝ち進んでもらいたいなぁ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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