「昔から行われている悪しき慣行の可能性が出てきました」とキャスターの真矢ミキが神戸市議会の政務活動費にからむ架空発注疑惑を伝えた。自民党の今井絵理子・参院議員との手つなぎ不倫疑惑を報じられた橋本健市議が広報チラシを架空発注して政務活動費720万円を受け取っていたのではないかと第二弾の疑惑を暴露されたのだが、神戸市議会では以前にも似た容疑で自民党の4議員が摘発されていた。
橋本市議がチラシのデザインを発注したという業者がおととい26日(2017年8月)、「口裏合わせを頼まれた」と、橋本議員からのメールを公開。そこには「領収書はあったと思うと答えてください」といった想定問答集まで作られていた。
問題は、こうした不正な架空発注のやり方を橋本議員が自分で考え出したことか、教えた「悪の先輩議員」がいるのではないかという点だ。
起訴されても居座る議員
神戸市議会ではおととし(2015年)、4年間にわたって印刷経費を架空発注して政務活動費2000万円以上をだましとっていたとして自民党の4議員が書類送検され、死亡した1人を除いた3議員が詐欺罪で起訴された。それでも議席に居座り続ける議員もいる。
議会関係者の一人は「橋本議員だけではないといわれてきた」といい、「橋本氏は途中から変わってきた」と話す自民党関係者もいる。
司会の国分太一「他の議員も疑ってしまいます。政務活動費を最初から受けとるのではなく、使った分だけ出すようにするべきです」
神戸市議会の議員報酬は年1397万円、さらに議員1人に月38万円の政務活動費が出る。
堀尾正明アナ「全員の領収書をチェックしてもらいたい」
カンニング竹山(お笑い芸人)「伝統的に(不正を)やっていたのではないか。全国でやっているのではという疑惑も出ます」