長雨で毒キノコが大繁殖!名古屋の公園のキノコ食べ男性3人が食中毒

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   記録的な長雨から各地で毒キノコが大繁殖しているという。

   例年、8月にはキノコは出てこない。キノコが育つには大量の水分が必要だが、今年は空梅雨でキノコが育たなかった。ところが8月に入り降雨が続き、その後猛暑になって今が絶好の繁殖期という。

   名古屋市内の荒子川公園で20日、30代男性3人が自生している毒キノコ『オオシロカラカサタケ』を誤って食べ食中毒を起こして救急搬送された。

   では、どれが毒キノコなのか? 野上慎平アナが専門家でも見分けが難しいという毒キノコの恐ろしさを検証した。

日比谷公園で続々と発見

   40年以上キノコの研究を続けている大舘和夫さんが、番組スタッフとともに東京都心の日比谷公園を調査した。園内を歩き始めて数分、白色の毒キノコ『ツルタケ』の群生を発見する。この『ツルタケ』は食べると吐き気、下痢の中毒症を起こす。

   続いて、草むらから小さくてかわいい毒キノコ『シロトマイタケ』が見つかった。大舘さんによると、「これは猛毒で自律神経がやられ、ひどいと呼吸困難で心臓停止し死亡する可能性がある」。

   結局、2時間の調査で10種類のキノコを見つけ、このうち毒キノコが4種類、食べられるキノコが5種類、毒キノコかどうか不明が1種類あった。

   野上アナによると、日本に生息しているキノコは5000種類もあるという。このうち食用キノコはわずか2%の100種類ほど。毒キノコと分かっているのはもう少し多い4%の200種類ていど。大半は毒があるのか、ないのか不明という。

   しかも問題は、わずか100種類の食用キノコと200種類の毒キノコの見分けが難しいこと。

   大舘さんによると、「同じキノコでも環境や生育の仕方で見分けがつかないことがある」という。東北地方で普通に食用とされ、古い本には食用の中に入っていた『スギヒラタケ』は、2004年にこれを食べた59人が急性脳症を発症し19人が死亡した例があった。

   途中で変質されてはわからない。玉川徹(テレビ朝日解説委員)は「素人は自生しているキノコを採って食べてはダメということでしょうね」。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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