架空チラシ疑惑に橋本市議「現物あります」と否定会見 半分近く破棄したというが......

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   自民党の今井絵理子・参院議員との不倫疑惑発覚から「一線は越えていない」というフレーズで有名になった橋本健・神戸市議(自民)に、今度は政策チラシが架空だという疑惑が持ち上がり、きのう23日(2017年8月)本人が記者会見を開いた。制作費として政務活動費から700万円を受け取ったという橋本氏は「現物があります」と架空疑惑を否定したが、領収書は印刷会社ではなく、知り合いのデザイン会社のものだけ。配りきれずに半分近くを破棄したとの釈明もすっきりしない。

   橋本氏によると、チラシの発注は5年間で8回、56万5000部を作った。知人の会社にデザインを発注し、印刷をするのはべつの会社というシステムだった。これを橋本氏自らが駅で配ったり、マンションに入れたりしたという。

見たことも聞いたこともないという声

   しかし、地元選挙区の住民は「配っていたようには思わない」「まったく記憶にない」と話す。同じ選挙区の他党議員も「街頭で橋本議員が配るのを見たことがない。支持者から聞いたこともない」としている。「現物」のチラシには、サンプルだったのではないかとの疑問もあがっている。

   また、デザイン会社の領収書にある住所に行ってみると、「シャッターが閉じられ、中にはタイヤや自動車部品のようなものはありますが、印刷機は確認できません」(上路雪江リポーター)という。近所の人は「車関係かと思った」「従業員らしい出入りはない」と話した。登記を調べても、該当する法人はなかった。

   橋本氏は「客観的に示せる資料はないか検討している。チラシが(配りきれずに)余ったのは事実」と語った。半分以上を破棄した年もあったそうだ。

   テリー伊藤「橋本氏は相当に厳しいね。号泣議員も追い込まれて辞めた。これで今井議員との別れも、当然考えなければいけない」

   神戸市議会では、政務活動費が議員一人に月38万円、年間456万円まで支出されている。もちろん、もとは税金だ。その支出が公正か、神戸に限らず全国で実態を調べる必要がある。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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