志村けんが定年間近の刑事に扮しお届けするホームコメディ。志村の娘役に丸高愛実、後輩にはダチョウ倶楽部の上島竜兵、行きつけの定食屋には肥後克広が登場する。後半の夜バージョンでは、定食屋が居酒屋になり、ゲストを招いて志村とトークを繰り広げる。 ちょっとお下品だけど分かりやすくて、何も考えずに笑える。昔ながらのお笑い、そんな印象だ。
丸高愛実のおバカ娘との絶妙なやりとり
父親役の志村と、ちょっとおバカな娘・愛実とのコント。「囲碁」の本を愛実に見せ、タイトルの漢字を指さす志村が「なんて読む?」と問うと、「ぼき」と答える。「いごって読むんだ。しかも、俺は将棋の本を買ってこいって言ったのに、囲碁の本を買ってきてどうするんだ、まったく」
コンタクトレンズを落として探しているミニスカートの美女の後ろで、パンチラ目当てに一緒に探すふりの志村と上島。鼻血ブーッの二人を見て逃げ出す美女。もうお約束どおりである。
1日の終わりにホッとする昔ながらのコント
居酒屋のゲストには、フジテレビの女子アナの三田友梨佳、久慈暁子、海老沢優香が登場し、それぞれの悩みを語った。三田は「朝の番組に間に合わせるには午前一時に起きなくちゃいけない。友達に会えないし、太ったり痩せたりして大変」などと語るが、はっきりって、視聴者はそんな話はどうでもいい。志村と女子アナの絶妙な絡みを楽しみにしている。
「どうしたら緊張しないですか」と聞かれ、「バカ殿は白塗りだから、緊張とか面に出ない」といってのけるあたりが志村らしい。
深夜ならではちょっとエロくて、ちょっと抜けた感じの安定のコント番組。1日の終わりの息抜きには、これくらいが丁度良い。(放送8月15日深夜0時55分)
PEKO