東京府中市のコンビニ「ミニストップ」の駐車場にある乗用車が、タイヤロックをかけられ、「はずしてほしかったら4万円ください」などと貼り紙をされた。ボンネットには駐車禁止を告げる赤いコーンも貼りつけられていた。近くに多目的スタジアム(味の素スタジアム)があり、無断の長時間駐車が絶えないことに業を煮やした店が警告したという。写真がネットに投稿されると、人々の賛否は分かれた。
写真を撮った男性は4日(2017年8月)に見つけて「一般の車にこんなことをして大丈夫かな」と思って投稿したという。SNSには店への批判が殺到し、店側は6日朝に問題の車を取り払った。
田中良幸リポーターが行ってみると、店の窓ガラスには無断駐車を警告する紙が何枚も貼られていた。車をとめて「べつの場所に移動する」「仮眠する」「買い物後30分以上駐車する」ことにはタイヤロックのうえ「罰金3万円をもうしつけます」という。
この周辺にはスタジアムでイベントがあるたびに車があふれる。駐車場の中には「特定日料金」として1時間1000円から2000円もとるところもあり、そのせいで無料駐車のコンビニが狙われたともいえる。江口大和弁護士によると、注意書きがあるのに最初から長時間の駐車を目的にとめると業務妨害で処罰の対象になるそうだ。
店が用意した車だった?
タイヤロックした車はコンビニ側が警告のために用意したらしいが、近くの住民は「やりたくなる気持ちはわかる」「やりすぎだ」「やめた方がいい」などと、これも賛否がいりまじる。
司会の小倉智昭「巨大スタジアムでイベントをやっている時は、近辺は本当に困っていると思いますよ。日本のスタジアムは、この辺を考えてつくっていない」
ぼったくりの「特定日料金」もふくめて、改善策はないものか。