「日本ファーストの会」に「名前が悪い」とクレーム アメリカの二番煎じ、保護主義連想させると

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   都知事選、都議選と小池百合子都知事を支えた若狭勝衆院議員が昨日7日(2017年8月)、「日本ファーストの会」を立ち上げたことを会見で明らかにした。「都民ファーストの会」の国政版であることは明らかだが、「名前が悪い」と、スタジオのロバート・キャンベル(国文学研究資料館館長)から、クレームがついた。

   発表は昨日だったが、設立は7月13日だという。来月(9月)16日に第1回の政治塾を開いて、国会議員の候補者養成に入る。講師には小池知事と、「都民ファーストの会」と同じやり方だ。自らが代表を務める若狭氏は「自民党でも民進党でもない、もっと新しく、もっと声を受け止めてくれる存在を、皆さんが求めている」という。

   受け皿さえあれば、無党派の票が動くことは、先の都知事選が如実に示した。その受け皿を目指すということ。若狭氏は、新党結成は「年内の早い段階」とし、民進党から離党すると表明した細野豪志・元環境相らとの連携にも触れた。

   ただ、これに小池知事がどう絡むのかについては、「小池知事にどのような依頼をするのか、しないのか、は今後考えていく」と具体的には明らかにしなかった。小池知事は、「国政は若狭さんにお任せしている。改革の志を共有する。国政で多いに活躍されることを願っている」といった。政治塾では、「都でも改革の例や、国政の経験から、何をすべきかを伝えたい」と。

   紹介した藤井恒久アナが、「どう思いますか?」とキャンベルに聞いた。

『国民ファースト』がすでにあった!

   キャンベルは即座に、「ネーミングが悪い」といった。「『日本ファースト』というのは、『アメリカ・ファースト』の二番煎じ。そうすると、トランプ大統領の保護主義、移民排除につながる。海外へこの名前を出したら、そうなる。『都民ファースト』は『民』が入っている。が、『日本ファースト』だと意味が違ってくる」

   司会の加藤浩次「国政だから『日本』としたんだと思う」

   キャンベル「『国民ファースト』という政治団体がすでにある。それがなければ多分それにしたと思うが、『日本ファースト』は『アメリカ・ファースト』ですよ。象徴になっている」

   加藤「内閣支持率も民進党の支持率も低い中で、どんな位置を取るのか」

   キャンベル「誰がそこに入って、何をするのか」

   加藤「それを見ていかないといけない」

   票を動かすには、やはり条件がある。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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