きのう3日(2017年8月)午後5時頃、東京・築地市場に隣接する場外市場の一角から火が出て、7棟約935平方メートルを焼いた。出火場所は新大橋通りに面して店が並ぶアーケードの一つ奥で、消防車両が入ることができず、消火に手間取った。
出火の時間帯はほぼ営業を終えていたためけが人などは出なかったが、8時間も燃え続けた。店舗が密集して老朽化も進む危うい現状がさらけ出されたことで、市場の移転論議に影響も出そうだ。
強風だったら大参事
一夜明けて、火元とみられる一角が焼け落ちでいるほかは、長時間燃えた割には形をとどめており、リポーターの阿部祐二がわめき立てるほどの惨状ではない。食べ物屋も何軒かは背後から焼けてしまったものの、被害を受けなかった店舗は普段通り営業をしており、人の流れも戻っていた。隣の市場は正常に開場していた。
東京はきのうは風がなかったからよかったものの、強風だったら大火事になっていたに違いない。なにしろ、平屋にしか見えないが、実は2階、3階になっている建物が密集しているからだ。
山本由樹(雑誌編集者)「けさ、前を通ってきたんですけど、あそこは中は迷宮なんですよ」
司会の加藤浩次「それだけに火事になってしまうと・・・。築地市場の移転も決まって、築地に残る場外市場はこれからも一丸となって頑張っていかないといけないところですよね」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト